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イタリア最優秀ワイナリーと評されるボルゲリの雄

レ・マッキオーレはサッシカイアやオルネッライアなど、イタリアを代表する高級ワインが造られる銘醸地ボルゲリに拠点を構えています。
貴族が大半の地を所有するボルゲリの地で、ただ一人、地元の農家として今は亡きエウジェニオ・カンポミル氏が立ち上げました。彼のひたむきな努力と情熱により、レ・マッキオーレの名は今や世界に知られています。
エウジェニオ亡き後、妻チンツィアと家族が彼の意思を引き継ぎ、2009年にはイタリア最優秀ワイナリーと評されるまでになりました。

一般的に、ブレンドワインが主流で、国際的に受け入れられやすいワインを造っているボルゲリ。
毎年安定した品質のワインを造るのが容易になる一方で、ヴィンテージの個性が出にくく、ボルゲリのテロワールを体現していないワインが産出される事も往々にしてあります。
その中で、レ・マッキオーレは単一品種にすることこそが、最もボルゲリの個性がワインに現れると考え、品種によるテロワールの表現にこだわり続けています。

生産量極わずか、入手困難な白ワイン

初リリースは1991年、ボルゲリの肥沃な大地、地中海性気候を活かしたパレオ・ビアンコ。 生産量が極めて少なく、入手困難とされるレ・マッキオーレ唯一の白ワインです。
雨が多く、例年よりも気温が高い冬から始まった2021年。剪定作業の遅れや春の霜被害の危惧等がありましたが、大きな被害はなく、総じて順調に進みました。

ライムやリンゴ、白い花の弾むようなアロマが香り、やがてレモンピールや石のようなミネラル感、スパイスなど多彩な要素が表れます。 滑らかなテクスチャーと共に広がる柑橘類、青リンゴや白桃を思わせる瑞々しい果実味。
クリスピーな酸とミネラリティにより洗練度が上がり、フィニッシュへ向けて感じられるソルティなニュアンス、魅惑的な長い余韻がこのワインの素晴らしさを決定づけています。