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ニュージーランドと日本の調和を目指す人気ワイナリー

2009年にニュージーランドのマールボロで設立されたキムラ・セラーズ。
オーナーである日本人醸造家の木村滋久氏は1973年生まれ。 元々はザ・キャピトルホテル東急（旧キャピトル東急ホテル）で、主に和食レストランでサービスを担当。10年間勤務された経歴の持ち主で、ソムリエ資格を所有されています。

フランスへのワイナリー巡りがきっかけでワイン造りに魅了され、ホテルを退社、ニュージーランドへ渡り、ワイン醸造学を修めました。
その後、国内外のワイナリーで醸造と栽培を経験。2007年から世界的に評価の高いヴィラマリアの醸造チームの一員となり、翌年の収穫時には、ヴィラマリアの赤ワインセラーの現場責任者を務めました。
木村氏が深く関わった2007年以降のヴィラマリアのピノ・ノワールは、多数のワインコンクールでメダルを受賞しています。 2009年にキムラセラーズを設立し、初ヴィンテージをリリース。2018年には自社畑を購入し、ますます進化を遂げるワイナリーとして注目を集めています。

木村氏が目指すのは「沢山の笑顔が溢れるワインを造ること」。
ラベルには、日本の象徴の桜の花で「Koru（コル）」と言われている シダの新芽を表現。「Koru」はニュージーランドの象徴であり、「新しい始まり」「成長」「調和」などを意味します。
ニュージーランドと日本の「調和」、そしてKimura Cellars「新しい始まり」「成長」を木村氏の願いを込められています。

家族のみで運営している小さなワイナリーで、生産量は限られています。
日本でも大変人気が高く、プロフェッショナルから愛好家まで多くのファンが毎年キムラセラーズのワインを待ち侘びています。

念願の自社畑から造るソーヴィニヨン・ブラン

2018年に購入した自社畑のブドウから造る、ワイナリー念願のワインです。
2021年から、ニュージーランドのオーガニック協会『Bio Gro』認証を取得し、オーガニックワインとしてブドウ栽培にも注力しました。
ラベルには思いの込もった「HOME BLOCK FIRST RELEASE」 のメッセージが記されています。

手摘みで収穫後、ワイナリーの選果台で熟れた健康なブドウのみを厳選。
長期にわたるスキンコンタクトを経て、ゆっくりと圧搾、発酵はステンレスタンクと少量の古樽で行っています。
数種類の酵母を使い分け、発酵後に異なる個性のワインをブレンドすることにより複雑で厚みのある味わいに仕上げています。

澄んだ淡いレモンイエローの色調。レモンやグープフルーツの柑橘系のアロマに重なる、パッションフルーツ、洋ナシなどの魅惑的なフルーツの香り。
さらにハーブやミネラル、白い花のようなニュアンスが調和した香りがグラスの中に溢れます。 熟れた果実味をフレッシュな酸味が引き締め、力強さとエレガンスを兼ね備えています。
豊かなアロマ、繊細に調和した風味が口いっぱいに広がる、瑞々しいソーヴィニヨン・ブランです。