アンリ・ジャイエが絶賛、注目の日本人醸造家

ブルゴーニュで最も成功を収めた日本人醸造家、仲田晃司氏が手掛ける「ルー・デュモン」から届くボージョレ・ヌーヴォー。
大学生時代にアルバイト先のフレンチレストランでワインに出会い、「いつか自分の手でワインを造ってみたい」と夢を抱いた仲田晃司氏は、1995年に単身渡仏。
フランス語の勉強をしながら各地の醸造家の下で修行を重ね、2000年7月、ブルゴーニュの地にルー・デュモンを設立しました。

”ブルゴーニュの神様”と呼ばれた故アンリ・ジャイエ氏が絶賛した事でルー・デュモンのワインは瞬く間に話題となりました。
日本でも漫画「神の雫」に登場、NHKの人気番組「プロフェッショナル 仕事の流儀」で取り上げられるなどその知名度をますます高めています。

在りし日のアンリ・ジャイエ氏の「自分自身のアイデンティティをワインに表現せよ」というアドバイスを受け、「日本人であるということ」「自然と人間に対する真摯な尊敬の念」の象徴として、「天・地・人」と書かれたラベルを纏ったワインをリリースしました。

凝縮した小粒のぶどうがもたらす濃厚な味わい

「年に1回きりのものだからこそ、飲んだ人がワインを好きになるきっかけとなり得るような、ワインとしておいしいヌーヴォーを造りたいです。」
ヌーヴォーを造りはじめてから19年間、仲田さんの変わらぬ信念です。

ルー・デュモンのボージョレ・ヌーヴォーにおける信念は「ガメイは、完熟させてはじめて、その真価を発揮するため、ヴィエイユ・ヴィーニュ（古樹）でなければならない。」
ー畑はサン・ヴェラン村近郊の、樹齢約70〜95年の計10の古樹単一区画群から収穫したブドウを使用。しかも400mの高標高で、ブドウの熟成がゆっくりと進みます。
開花日から計算した収穫開始予定日は9月10日頃ですが、仲田さんは5日ほど遅らせて、9月15日頃の収穫開始を予定しています。
「ガメイは、完熟が命」のモットーと共に、今年も最高のボージョレ・ヌーヴォーを生み出します。

《仲田晃司氏コメント》
『昨年から今年にかけての冬はいわゆる典型的なフランスの冬でした。
春から今日まで、過去に記憶にないほど雨が多く、低めの気温が続いております。 そのため6月初頭〜中旬の開花は非常に不安定で、かつてないほど多くのクリュール（花ぶるい）が発生しました。
その結果大部分のぶどうがミルランダージュ（非常に凝縮した小粒のぶどう）になりました。
私たちの契約区画は標高400メートルの高台にあり風通しがとても良いため、病害は最小限に抑えられ、畑の状態は良好です。

今年は難易度が高い年ですが、その分大きなやりがいを感じています。
ここからの天候が重要で、これから好転し、収穫まで良好な天候が続けば、例年の比ではない数のミルランダージュぶどうより、濃厚で素晴らしい品質のヌーヴォーを造ることが出来ると思います。』

ドン・ペリニヨンなどのラベルも手掛けた現代美術家ジェラール・ピュヴィスの繊細なラベル、重厚ビン「レジェンド・アンティーク」を使用する等、パッケージデザインにもこだわります。