元ザ・リッツ・カールトン大阪チーフソムリエ、イタリア・トスカーナ【Il Falconiere】にてソムリエ留学の経験を持つ栗本によるイタリア伝統料理のご紹介。
イタリアの赤ワインにぴったりなお料理をご紹介します。ぜひご家庭でも近い味わいのお料理とのマリアージュをお楽しみ下さい。
アニョロッティ・デル・プリン(Agnolotti del Plin)は、肉の詰めものをした小さなラヴィオリです。
小麦粉を練って作ったパスタ生地の間に、挽き肉やみじん切りにした野菜やチーズなどの食材を挟み、四角形に切り分けたパスタのことです。
20年前渡伊した際トリノで学生生活をしていた際に友人達と通ったワインバーでお店のオーナーのマンマが私たちの為にこの料理を作ってくれました。
バルベラのような果実味と心地よい酸味を持つ赤ワインにピッタリです。
赤ワインで牛肉を煮込んだブラザート(Brasato)は弱火でじっくり煮た煮込み料理です。
現地ではバローロやバルバレスコのワインで煮ることが多いのが特長です。
寒さが厳しくなってくる秋から冬、冷えた体におすすめのお料理です。
ヴェネト州の郷土料理です。ペヴェラーダソースは鶏レバーを使います。
地元のサラミ、アンチョビ、それらのくせを和らげるためにローズマリーやレモン、ビネガーなどが入ります。
そして胡椒を入れます。ペヴェラーダとは胡椒を入れたという意味なのです。
ヴェネト州には胡椒をふんだんに使った料理が多いです。もともと貿易都市として栄えたヴェネチアから胡椒などの香辛料が入ってきたそうです。
『鴨のローストにはアマローネ!』が定番のマリアージュ。イタリアワインの奥深い味わいと共にお楽しみください。
幅広い平麺のパスタ。ノウサギ(Lepre)、イノシシ(Cinghiale)、カモ(Anatra)、ガチョウ(Oca)などのジビエ類のお肉のミートソースと和えるがトスカーナ流。
パスタ料理でもメインディッシュのように楽しめるお皿にはトスカーナの赤ワインがピッタリです。
厚さ4cm以上の豪快なビーフステーキ。現地では希少な熟成キアーナ牛のフィレ肉を含めた骨付きサーロインを、炭火で網焼きにし、表面がほどよく焼ける程度で肉汁を閉じ込め、焼き加減はレア。
最高品質の牛肉そのものの旨味を味わうため、味付けはオリーブオイル、塩、コショウのみとシンプルです。
リストランテでは1kg以上からオーダーなので、圧倒的なボリュームはにぎやかに楽しみたいです。
現地でもこのお料理には伝統としてキャンティ・クラッシコを合わせるのが定番。キャンティ・クラシコ以外でもしっかりとした味わいのイタリアの赤ワインともマッチします。
叩いてのばした牛肉の薄切りに、牛挽き肉、卵、パン粉、ペコリーノ、ニンジンの千切り、ローズマリー、パセリ、ナツメグ、塩、コショウを合わせた具材を巻き、白ワインとともに焼き目をつけて、水でのばしたトマトソースに浸してオーブン焼きしたもの。
シチリアでは祝日に食べられる伝統料理。
ナスとパルミジャーノのオーブン焼きにもおすすめです。ナポリが発祥とされるイタリア南部の伝統料理。
シチリアでは、ゆで卵、タマネギまたは薄切りのジャガイモが加わります。
世界が注目する産地エトナの赤ワインなど、エレガントなタイプの赤ワインと是非合わせていただきたいです。
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