日本企業が復活させた名門シャトー

メドック地区のグランクリュ第3級のシャトー ラグランジュ。
その歴史は古く、17世紀頃のワイン地図に既に名前が記載されています。
1855年の格付け時は内務大臣などを歴任したデュシャテル伯爵が所有していましたが、その後オーナーが入れ替わった事で品質が低下。 1983年にサントリーが取得してから、畑から醸造所、シャトーまで徹底的な改革を行いました。
見事にラグランジュは復活を遂げ、世界に認められるワインへと成長しました。

現在は、偉大なテロワールのポテンシャルを最大限に引き出すワイン造りを徹底的に追求しています。 リュット・レゾネを実践し、2005年にテラ・ヴィティス（「環境に配慮した自然な農業を長期的に行う生産者へ与えられる認定）の認証を取得。
自然との調和を重んじ、環境負荷の少ないグランヴァン生産に取組んでいます。

飲み頃を迎えたグレートヴィンテージ

熟したブルーベリーやカシスのアロマに続くマッシュルーム、タバコなどの複雑なニュアンス。口当たりは力強さの中に熟成を経たまろやかさがあり、ブラックベリーなど黒系果実の風味に豊かなタンニン、綺麗な酸が溶け込んています。

グレートヴィンテージと称される2010年。飲み頃を迎えた素晴らしい味わいながら、未だ熟成のポテンシャルもあります。
すぐに堪能できる1本として、また未来に変化を楽しむ1本としてもオススメです。