初夏におすすめ！シニアソムリエ厳選カリフォルニアワイン

【カリフォルニアがブドウ栽培に適している理由】
日照に恵まれ、ブドウの成長期は安定して天候が良く、収穫後の１０月後半から雨季になります。さまざまなブドウ品種が栽培可能です。
カリフォルニアの海岸線は1,300kmにも及ぶのですが、海からの冷たい風や霧が海沿いの畑を冷やすため、ソノマやセントラル・ヴァレーの太平洋に近い産地では冷涼な気候に適したシャルドネやピノ・ノワールといった品種が成功しています。
一方、やや内陸のナパ・ヴァレーでは、カリフォルニアの強い日差しを受けてカベルネ・ソーヴィニョンやメルロが完熟します。

【カリフォルニアワインの魅力】
その1
フランスやイタリアなどと比較すると、アメリカのワイン造りの歴史は新しい。新しい歴史だからこそ、消費者目線で発展してきました。
例えばラベルに葡萄品種が書かれていること。ワインの味わいが想像しやすくワインを手に取りやすくなりました。
その2
テーブルワインから銘醸ワインに並ぶ高品質のものまでと多岐にわたっており、幅広い楽しみ方が出来て親しまれています。
その3
カリフォルニアのワインは現在７０〜75％もサステナブル認証されたワイナリーで生産されています。
ワイナリーは持続可能なワインづくりへと変化し、各産地にはさまざまな認証団体がありますが、どこも規定は細かに定められ、多くの農家やワイナリーが積極的に取り組んでいます。

シニアソムリエ 栗本明博 元ザ・リッツ・カールトン大阪チーフソムリエ
アカデミー・デュ・ヴァン大阪校講師