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DOCG脱退、真のサンジョヴェーゼの魅力を追求

モンテヴェルティーネは、キアンティ丘陵地帯の中心で、マネッティ家が営む家族経営のワイナリーです。
ワイナリーとしての歴史は、1967年に鉄鋼業を営んでいた先代のセルジオ・マネッティが、休暇を過ごすための別荘としてこの地に2haの土地を購入したことから始まりました。
ワイン造りにのめり込んだセルジオは、ほどなくして本業を辞め、本格的にワインビジネスに専念することを決意。古い友人であった伝説的エノロゴ、ジュリオ・ガンベッリをコンサルタントに招き入れました。

当初はキアンティ・クラッシコの規定に沿ったワイン造りをしていましたが、1984年代初頭にあえてDOCGを脱退。枠にとらわれずサンジョヴェーゼ本来の魅力を純粋に表現するために、自分たちの信念に基づいたワイン造りに注力することを選択したのです。
その後法律が変わり、キアンティ・クラッシコを名乗ることができるようになってからもIGTを継続。セルジオが2000年に他界してからは、息子のマルティーノが醸造家のパオロ・サルヴィと共にワイナリーを守っています。

香り高く、エレガントな味わいが楽しめるサンジョヴェーゼ

サンジョヴェーゼ 100%の「レ・ペルゴーレ・トルテ」は、モンテヴェルティーネののフラッグシップワインです。
先代のセルジオが、古い友人であった伝説的エノロゴ、ジュリオ・ガンベッリとともに長年にわたり実現させました。 1977年のファースト・ヴィンテージ以降、その圧倒的な存在感と美しい味わいで、ヴィンテージを重ねた今でも世界中に衝撃を与え続けています。

スラヴォニア産オークの樽12か月、アリエ産バリック12か月の熟成を経てから、さらに瓶内で6か月。
香り高く、シルキーな質感が魅力の、エレガントなサンジョヴェーゼです。
チェリーやプラムの凝縮したアロマに、ラベンダーやオレガノ、コーヒーなどのニュアンスが重なる芳醇で洗練された香り。 味わいは深くリッチで、甘い果実に研ぎ澄まされたバランスと酸味、タンニンが調和した複雑さがあり、ほのかなナッツのニュアンスが優雅に口中に広がります。
長い余韻があり、今すぐにでも楽しめると同時に、熟成後の変化も期待できる逸品です。