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フルボディで熟成型のキャンティを生み出した名ワイナリー

1950年代にトスカーナ州、キャンティ・クラシコの中心地に位置した”イゾレ”と”オレーナ”の二つの隣接した畑をデ・マルキ家が購入し、合併して設立されたワイナリーです。
ピエモンテ北部で3世代に渡りワイン造りを受け継ぐ家系に生まれた現当主パオロ・デ・マルキ氏はイタリアの最も優れたワインメーカーの一人として広く知られています。

パオロ氏は1970年代にキャンティの品質改革に着手しました。
小作制度を廃止し、上質なサンジョヴェーゼの栽培に注力。醸造面でも改善を施し、収量を絞ってワインの質を大きく向上させました。従来の軽いスタイルから脱却したフルボディで熟成型のキャンティを生み出したのです。

スーパータスカンワインとして有名なチェパレッロを始め、キャンティ・クラッシコ、カベルネ・ソーヴィニヨン、シラーと手に入り難い高品質のシャルドネが世界中のファンを魅了しています。

凝縮感とフィネス溢れるフラッグシップキュヴェ

イゾレ・エ・オレーナの畑の最も標高が高い場所を流れるボッロ・チェパレッロという小川にちなんだ名前を持つフラッグシップキュヴェ。
オークの新樽、1年使用した樽、2年使用した樽に1/3ずつ移して14〜18ヶ月熟成、さらに1年瓶内熟成させています。

熟したブラックチェリーやプラム、滑らかな口当たりで、フレッシュで生き生きとした印象。ミネラルや甘草のニュアンスと混じり合い、リッチな余韻が長く続き細かいタンニンが残ります。

濃く凝縮した味わいの中に、繊細さが存分に感じられ、果実のピュアな味を引き立てています。
フィレンツェ名物料理『ビステッカ・アッラ・フィオレンティーナ』のTボーンステーキや豚肉や仔羊のローストなど力強いお肉料理におすすめです。