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カンタス航空ファーストクラス、ビジネスクラス採用ワイナリー

オーナー醸造家フランコ・ダナによって拓かれたホドルスクリーク・エステート。 その自社畑はヴィクトリア州アッパー ヤラ・ヴァレー、起伏の激しい丘陵地沿いのホドルスクリークに位置しています。
ヤラ・ヴァレーの中でもより冷涼で、ブドウ栽培においては限界的な気候の下、広範囲のキャノピーマネージメント（樹勢などのコントロールを含む栽培管理）を行っています。 また近年では可能な限り化学肥料を避け、自然を尊重したワイン造りを実践しています。

フランコはワイン商を営んできた家系に生まれ、フランス・イタリアを中心とした素晴らしいワインに囲まれて育ちました。
彼は実家のワイン商で仕入担当をしながらメルボルン大学で商業学修士を取得。しかし、ワイン造りの夢は断ち難く、チャールズ・スチュアート大学に再入学、栽培学を修めました。その後は彼が愛するワインを造るべく植樹を開始。
その後も国内外のワイナリーで様々な研鑽を積むなど、ワインのブラッシュアップに余念がありません。

2004年にはホドルスクリーク シャルドネ 2003がヴィクトリアン・ワインショーで2つのトロフィーを獲得し、その存在を知らしめると、その後毎年のようにワインショーでホドルスクリークの名前を聞くようになりました。
2009年よりオーストラリアのフラッグシップ、カンタス航空のファーストクラス、ビジネスクラスの両ラウンジで提供されています。

ほど良い主張と親しみやすさを感じるオレンジワイン

従来的な方法で造っていたピノ・グリのワインに辟易していたフランコは、全く異なるタイプに仕上げる事を決意。 リスクを恐れずに、新たな魅力を備えたワインを生み出すべく挑戦を始めました。
手摘みされたブドウのほとんどを全房のまま人力（足）で潰しスキンコンタクト､SO2は加えません。野生酵母による発酵を待ち、古樽へ移します。
残りの僅かなブドウは除梗後、圧搾せずに発酵タンクへ移し24時間浸漬。 野生酵母による発酵がスタート、およそ7日間のスキンコンタクトを行い、赤ワインを造るように醸造を薦めます。

独自の方法で醸されるこちらのオレンジワインは、アロマティックかつ円熟味があり、心地良いタンニンを感じる味わいとなっています。
ピンクがかった色調、リンゴや洋梨、グレープフルーツなど多彩な果実のアロマ。 フレッシュでキレのある酸とほど良いビターな風味が、ドライで厚みのある飲み心地を支えています。
絶妙な調和がもたらす奥行きと気品を備えた1本です。