勝沼町勝沼地区のシングルヴィンヤード“東圃場”

かつて徳川家に献上された、最高品質のブドウを生む勝沼町勝沼地区勝沼にある『鳥居平』の真下に隣接する標高400mの畑“東圃場”。
最上のブドウのみから造られるシングル・ヴィンヤードの白ワインです。

冷たい笹子おろしが用水路の風穴から注ぎ込む、稀有なマイクロテロワールが透明感ある酸とピュアな果実味をもたらしています。
フリーランジュースを一晩かけて低温でデブルバージュ（不純物を沈殿させる作業）を行います。徹底的な温度管理をしながらシュール・リー（澱の上で熟成させる醸造）製法で醸造。更にバトナージュ（ワインを攪拌する作業）を行いながら、より旨味を抽出ます。

グリーンがかったレモンイエローのローブが輝き、フレッシュな青リンゴの果実香、フェンネルのような爽やかな香りが繊細に混ざり合います。 アタックはソフトで、熟れた果実味と程よい酸味がエレガントに溶け合った膨らみのあるボディが感じられます。
和のハーブの香りが心地よく、甲州種由来の柑橘類を思わせるビター感が余韻へと続きます。 食欲をそそるガストロノミックな魅力があり、美食と共にじっくりと楽しみたい逸品です。