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大センセーションを巻き起こしたインドワイン

スラ・ヴィンヤーズが居を構えるのは、インド西部の都市ムンバイから180キロ北東に離れたナシクの町。 海抜610メートルの高地にあるため、スペインやカリフォルニアに似た気候を享受し、ブドウ栽培に理想的な土壌が広がっています。
地質調査で、この地のポテンシャルに気付いた創設者のラジーヴ・サマントは、ソノマの著名なワイン醸造家、ケリー・ダムスキーをコンサルタントに招聘。 ソーヴィニヨン・ブランとシュナン・ブランを植樹し、2000年に初めてワインが誕生しました。

現在では、さらにジンファンデル、カベルネ・ソーヴィニヨン、メルロー、シラーといった品種も、サスティナブルな農業のもと、堆肥の使用など有機的アプローチで栽培。また、インドで初めてワイナリーに空調システムを導入するなど、醸造・熟成も万全の管理で行われています。

インドワインという猜疑心を払拭する卓越したスラ・ヴィンヤーズのワインは、リリースされて間もなく伝統的なマーケットで大センセーションを巻き起こしました。
モナコにあるアラン・デュカスの3つ星レストラン＜ルイ・キャーンズ＞にオン・リスト。 権威あるワイン評価誌『ルヴュ・デュ・ヴァン・ド・フランス』では、幾度となくスラ・ヴィンヤーズのワインを取り上げ、高く評価しています。
アメリカでは『ワイン・スペクテーター』が5ページにわたってスラ・ヴィンヤーズを大々的に特集。 イタリアでは、アンジェロ・ガヤが経営する輸入流通商社が、イタリアにこのインドワインを輸入・紹介しました。

気軽に楽しめるインド版コート・ロティ

ワイナリーから車で1時間ほどの場所にあるディンドリ・エステート。紅土と玄武岩からなる穏やかな丘陵地は絵画のような美しさを誇ります。
100haの自社畑と900haの契約畑があり、黒ブドウの栽培に恵まれた気候条件のもと、カベルネ・ソーヴィニヨン、シラーズ等が栽培されています。

プレミアム・ワインとして位置付けされているこちらのワインは、ディンドリのなかでも標高が高く、条件の良い畑のブドウから造られています。
チェリーやプラムなどの果実香にスパイス、スモーク、バニラのヒント。
アロマ同様にジューシーな果実味が広がり、白胡椒やドライフルーツの複雑な要素が複雑さを与えています。しなやかな飲み心地にシルキーなタンニンが溶け込み、心地よいボディを感じさせます。

シラーズが持つ魅惑的な個性を存分に表現した逸品。バーベキューなどグリルした肉料理や、インドワインらしくカレーにも合わせていただけます。
インド版コート・ロティと呼ばれるコクのある味わいをお楽しみください。