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若き醸造家の活躍が目覚ましい老舗醸造所

1725年から代々続く醸造所ながら、新しい世代の参画によりワインの品質向上が著しいロレンツ。
2006年にガイゼンハイム大学で栽培醸造を学んだヨハネス・ローレンツが醸造所に戻ってくると同時にビオロジックに転換。 化学合成農薬、合成肥料や除草剤の使用を止め、ビオ農法団体エコヴィンの認証を取得しました。
自前の太陽発電パネルを設置して電力を賄い、冬の剪定作業を行わず、ブドウ樹が自然に到達したバランスで自然に収量を落とし、小粒で香り高いブドウを得ています。

所有する15haのブドウ畑には、レス土やローム質土壌や石灰質を多く含む泥灰土土壌が広がります。
栽培品種はリースリング、ミュラー・トゥルガウ、シャルドネ、ヴァイスブルグンダー、ジルヴァーナー、フクセルレーベ、ショイレーベ、カベルネ・ブラン、ドルンフェルダー、カベルネソーヴィニヨンなど。

2009年と2010年にはより理想的な環境を備えた新しい醸造所を設立。
自然を尊重した栽培と醸造、ユニークなワインのネーミングやボトルデザインの一新など、若い感性を活かしたワイン造りを追求しています。

リースリングならではのナチュラルな魅力溢れる逸品

有機栽培されたリースリングのナチュラルな魅力を引き出した、デイリーに楽しめる白ワイン。
ほのかにグリーンがかったイエローの色調。グレープフルーツの皮やレモンなど柑橘類、白い花、火打ち石のようなミネラル感のある香り。
微かにガスを感じるようなアタックに溌剌とした酸味が感じられ、オレンジや白桃の果実味と共にジューシーに口中を満たします。
フィニッシュにはソルティなニュアンスを伴い、次の一杯へと誘われます。
ドライな飲み心地が爽快で、程よいテンションのあるモダンな逸品です。