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ペトリュス元醸造長が新たに手掛けるシャトー

シャトー・ラ･カルドンヌは17世紀よりその名を歴史に残し、20世紀にはロートシルト家の所有下でシャトー復興のために数々の努力が行われました。
1970年代初頭にはブドウ畑の改良が完了し、1990年よりレ・ドメーヌ・セー・ジェー・エール社がオーナーとなりました。
更なるブドウ栽培の工夫、最先端技術の導入に取り組み、広大な地下セラーも完成。 これにより飲み頃になるまで熟成してから出荷することが可能となり、10年分に相当する300万本ものワインがセラーに保管されています。
リーズナブルに飲み頃のヴィンテージを提供してくれる生産者です。

新オーナーになった当初はシャトー・ラフィット・ロートシルトの醸造責任者エリック・ファーブル氏がコンサルタントを行っていました。
その後、ラフィットを引退したファーフル氏が改めて醸造長に就任、2000年からはシャトー・ランシュ・バージュ、レ・ゾルム・ド・ペズで醸造長を務めていたマガリ・ギュイヨン氏が就任。
2005年には彼女の造り始めた2001年がル・ポワン誌にて高く評価されました。彼女が表紙を飾り、彼女の業績が認められたのです。

シャトー・ラ･カルドンヌは、サン・テステフから北に5km程の、メドック地区の一番高い丘陵地にあります。
2006年よりサステーナブル農法を取り入れ、畑の自然環境の保全とワインへのテロワールの表現を実現しています。 今日の畑の状態に非常に自信を持っており、自然に育てることにより樹にもウドンコ病といった病に対する抵抗力が高まります。
ワインにもパワーが高まり、表現豊かなスタイルとなり、味わいはよりフルーティに、フレッシュに仕上がるようになりました。

10年以上の熟成を経た、魅力的なクリュ・ブルジョワ

メドック地区の格付けの一種であるクリュ・ブルジョワに認定されているシャトー・ラ・カルドンヌ。
10年以上の熟成を経て、こなれた味わいが楽しめる、コストパフォーマンスの高い1本です。

平均樹齢30年以上のメルロー種が主体。 口中を満たすフルーティーさ、豊かな風味をスパイシーなタンニンを見事に包み込んでいます。
公式サイトでは2011年は丸みがあり、魅力的なヴィンテージと紹介しており、フローラルなアロマが楽しめるエレガントなスタイルとしています。

ラベルはラフィット所有時のクラシックデザインで、正統派ボルドーワインの趣きが感じられます。