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ソアヴェ・クラシコの第一人者

ジュゼッペ・イナマ氏が、ソアヴェ・クラシコ中央のモンテ・フォスカリーノ上部斜面の最良部分に畑を購入したのが1965年。
彼の目的は「この良質の土地の、樹齢の古いガルガーネガ種から、世界に通用する最高品質のワインを造ることにより、ソアヴェ・クラシコを世界に通用するレベルに再生させる」ということでした。
創業者の息子である2代目のステファノが1991年にボトリングを開始、ワイナリーをより発展させました。

ソアヴェ・クラシコ地区にある28haの自社畑にはガルガーネガ種だけでなく、ソーヴィニヨン・ブランとシャルドネも植えています。
イナマは、フォスカリーノの地でソーヴィニヨンの栽培を始めた最初の生産者で、「火山灰土壌の斜面で世界に通用する白ワインが造れる」ということを証明したい、という思いが出発点でした。
現在イナマのソーヴィニヨンはこのテロワールを表現し、世界のどこにも存在しない個性を持っています。
イナマの設立から約30年、一度もコンサルタントや指導者に頼ることなく、自らの経験、ノウハウのみを信じて研究を続け、まさにその第一人者となりました。

もちろん、イナマの最も重要な信念は“ソアヴェ・クラシコ”にあります。
10年以上の年月をかけ、試行錯誤を続け、活き活きとした、豊潤なアロマをもつ長熟のソアヴェ・クラシコが生まれました。
また、1990年にコッリ・ベリチに畑を購入し、赤ワインの生産をスタート。
ヴィーノ・ダ・ターヴォラが量産されるこの地域で、最高級の赤ワインを造る第一人者となることを目標としています。
ビオロジック栽培への関心も強く、2004年にはコッリ・ベーリチ、2009年にはソアヴェ・クラシコの畑が、ビオロジック栽培として認定を受けました。

真のソアヴェ・クラシコの魅力溢れるワイン

イタリアのブドウ品種ガルガーネガを使ったイナマを代表する白ワイン。
手摘みで収穫したブドウを除梗、破砕。4〜12時間マセラシオンを行い、プレス。ステンレスタンクで発酵、熟成。翌春に軽くフィルターをかけボトリングしています。

透き通ったレモンイエローの色調。エレガントで繊細なカモミール、アイリスなどの甘い花のアロマ。 ガルガーネガが持つ特徴がよく引き出され、白い花やアーモンドの風味が香ります。
クリーンで瑞々しい味わいはミネラルと酸のバランスが良く、余韻にはアーモンドの風味があります。

ジェームズ・サックリングで連続して高得点を獲得、真のソアヴェ・クラシコの魅力溢れるスタイルが、世界中で高く評価をされています。