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DOCG脱退、真のサンジョヴェーゼの魅力を追求

モンテヴェルティーネは、キアンティ丘陵地帯の中心で、マネッティ家が営む家族経営のワイナリーです。
ワイナリーとしての歴史は、1967年に鉄鋼業を営んでいた先代のセルジオ・マネッティが、休暇を過ごすための別荘としてこの地に2haの土地を購入したことから始まりました。
ワイン造りにのめり込んだセルジオは、ほどなくして本業を辞め、本格的にワインビジネスに専念することを決意。古い友人であった伝説的エノロゴ、ジュリオ・ガンベッリをコンサルタントに招き入れました。

当初はキアンティ・クラッシコの規定に沿ったワイン造りをしていましたが、1984年代初頭にあえてDOCGを脱退。枠にとらわれずサンジョヴェーゼ本来の魅力を純粋に表現するために、自分たちの信念に基づいたワイン造りに注力することを選択したのです。
その後法律が変わり、キアンティ・クラッシコを名乗ることができるようになってからもIGTを継続。セルジオが2000年に他界してからは、息子のマルティーノが醸造家のパオロ・サルヴィと共にワイナリーを守っています。

キアンティ・クラッシコ・リゼルヴァクラスの熟成、ブレンド比率

ワイナリー名を冠したこちらのキュヴェは、1971年から1981年まではキアンティ・クラッシコとして販売されていました。
1982年にキアンティ・クラッシコ協会を離脱し、IGTの『モンテヴェルティーネ』としてリリースするようになりました。
リゼルヴァクラスと同等の熟成とブレンド比率でありながら、現在もそのスタイルを続けています。

スラヴォニア産とアリエ産の樽で24か月、瓶内で6か月熟成。
チェリーやプラムなどの赤い果実のアロマに、ほのかにオレンジピールやコーヒー、フレッシュなハーブ、セダーのニュアンスが調和。 豊富な果実味を感じる、深みのあるふくよかな味わいは、繊細な酸やタンニンの存在感が絶妙。 滑らかな質感がエレガントさをより印象づけ、余韻が持続します。

サラミ、グリル肉、パスタ、煮込み、魚のブイヤベースなど、旨みのあるお料理と合わせて、楽しんでいただけます。