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コルトン・シャルルマーニュ生みの親

1731年にコート・ド・ボーヌにブドウ畑を所有したのが偉大なるメゾン、ルイ・ラトゥールの始まりです。 ブドウ栽培と樽造りを手がけ、その後アロース・コルトン村へ移住。 フランス革命を経た1797年に醸造家兼ネゴシアンとして創業、家族経営を守りながら徐々に自社畑を拡大していきました。

フィロキセラの被害を受けていた19世紀後半。当時の4代目当主は、他の主力品種から白のシャルドネ種へ植え替えを行います。
この斬新な発想は、後にブルゴーニュの2大白ワインの一つと称される「コルトン・シャルルマーニュ」誕生へと繋がりました。

この成功を経て、ルイ・ラトゥールはコート・ドール最大規模のグラン・クリュを所有。 コルトン・シャルルマーニュ生みの親として世界中で崇拝され、「コルトンの帝王」と称されています。

恵まれた気候のもと生み出される、洗練されたピノ・ノワール

ラトゥール家の革新の精神を受け継ぐ6代目当主は、ブルゴーニュ以外の地域に着目。 1970年代から80年代にかけて、それまでワイン造りにおいて無名の土地だったアルデッシュや、フランス南東部のヴァール地方の土壌のポテンシャルを見抜き、苗木を植樹しました。
ピノ・ノワール栽培地を求め、1989年よりフランス南東部プロヴァンス、オー・ヴァール地方のでピノ・ノワールの栽培を開始、ヴァルモワシーヌ修道院跡にドメーヌを設立しました。

恵まれた気候のフランス南東部で、伝統的手法によって造られるピノ・ノワール。熟したチェリーやベリーの赤い果実味にリコリスなどのハーブの風味がアクセント。 気軽に楽しめる柔らかな仕上がりでありながら、名門ならではのエレガントな気品も感じられます。

ブルゴーニュワインがお好きな方にもお勧めしたい、親しみやすくも洗練されたピノ・ノワールです。