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ドイツのモンラッシェと称される、リースリングの王者

リースリングの王者として、ドイツで圧倒的な知名度を誇るケラー醸造所。
ワイナリー自体は1789年創業ですが、現当主クラウス・ペーター・ケラー氏の母親が、モーゼルのザールから持ってきたリースリングの苗木を植樹、今の高品質なリースリングワイン造りのスタートとなりました。

「リープフラウミルヒ」に代表される、安価甘口ワインが有名なラインヘッセンですが、ケラー醸造所があるダルスハイム村周辺は別格です。
石灰岩土壌が局所的に存在する痩せた土地で、ボリュームのあるワインや大量生産用ワインには不向きなため、かつては注目されていませんでした。
この土壌のポテンシャルを最大限に生かしたワインを生産するようになった先駆者がケラーです。

現当主の代になり、ラインヘッセンの安価なイメージを打破すべく、志を同じくする仲間とともに、2002年に「メッセージ・イン・ア・ボトル」という団体を結成。 品質重視のワインを造り、仲間同士での情報交換、広報活動、イベントの実施など精力的に活動し、自らのワインを研鑽しました。
その後、ケラーはトップ生産者へと成長し、毎年のようにゴーミヨ誌のリースリング部門、さらに複数の部門で最優秀賞を受賞。
この10年で最も受賞歴のある生産者として殿堂入りを果たしました。

マスターオブワインのジャンシス・ロビンソンは次のように述べています。
『私が辛口のドイツ・リースリングの偉大さを伝えるために1本のワインを選ぶとしたら、ケラーのリースリングを選ぶだろう。彼らのワインは“ドイツのモンラッシェ”である。』

圧倒的なミネラルが押し寄せる、隙のないリースリング

グランクリュクラスのセカンドラベルにあたる辛口リースリング。
ケラーを代表する所有畑ダルスハイマーフーバッカーのブドウを使用。
ワイン名は「石がちな」を意味し、その名の通り表土がほとんどない石灰岩土壌が広がります。
口に含むと塊のようなミネラルが押し寄せる、隙のない、上質な辛口に仕上げられています。

精密でエレガントな味わいの中に感じる、チョーキーなミネラル感。 研ぎ澄まされ、シャープな輪郭とフィネスを備えた、素晴らしい味わいです。
Alc：12.6% 残糖：6.8g/l 酸：7.9g/l

僅か16haの畑から生まれるリースリングは生産量も少なく、ドイツ国内でもほとんど出回らない入手困難なワインです。
希少なリースリングの卓越したクオリティをお楽しみください。