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4世代に渡り受け継がれるパタゴニアワインのパイオニア

イタリアより移民してきた家系の創設者ウンベルト・カナレ氏はエンジニアとして、パタゴニア地方のリオ・ネグロ地区の農地開発のために訪問。 気候と土壌がワイン造りに最適と確信し、フランスより取り寄せた苗木を植樹し1909年にパタゴニア最古となるワイナリーを設立しました。
以来110年に渡り家族経営を守っており、父から子へと4世代に渡り受け継がれている自他ともに認めるパタゴニアワインのパイオニアです。

南米大陸の最南端、チリとアルゼンチンに跨り広がる大自然パタゴニア。
その中でアルト･バジェ･デル･リオ･ネグロは世界最南端のワイン産地の1つです。 大陸性気候の冷涼かつ非常に乾燥した環境で、大気汚染とは無縁の澄んだ空がどこまでも蒼く、アンデス山脈から吹きおろす強風が特徴。
この過酷で特異な気候条件、朝夕の寒暖差によりブドウはゆっくりと成熟。結果、世界でも類を見ないピュアでアロマ豊かで涼しげなワインを産み出しています。
極端な乾燥地帯ですが、アンデス山脈の雪解け水が流れるネグロ河より用水路を引き灌漑を施すことで不毛の荒野から「砂漠地帯のオアシス」となり、高品質なワイン造りに成功しています。

パタゴニア最古のピノ・ノワールが植わる単一畑から造る1本

冷涼なアンデスの風が育むエレガントなスタイルのアルゼンチンワイン。
ブドウは1969年にフランス人により開墾されたパタゴニア最古のピノ・ノワールが植わる単一畑「ラ・イサベル」産。 「ラ・イサベル」は、1990年代の終わりにカナレ家の所有となりました。
徐梗後、低温浸漬を48〜72時間行い、セメントタンクにて発酵。12ヶ月の樽熟成。 さらに出荷される前に6ヶ月の瓶内熟成をさせています。

新鮮なチェリーやフランボワーズの赤系果実のアロマ、クルミ、タバコの葉やバニラのニュアンス。 シルキーな口当たりで、果実味と引き締まった酸味、ほのかな樽香がエレガントかつ複雑な味わいとなって広がります。 清涼感のあるピュアなスタイル、バランスの整ったミディアムボディで、綺麗な余韻が続きます。

ラベルは伝統の継承を表しており、当主が幼い孫を引き連れている後ろ姿が描かれています。