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世界が称賛する、南西フランス最高の生産者

フランス南西地方の銘醸地マディランとガスコーニュをブランドとして確立した生産者アラン・ブリュモン。
これらの地域は知名度の高いボルドーの影に隠れ、その真価が正当に評価されていませんでした。 アラン・ブリュモンは伝統品種タナを復興させ、テロワールの個性を発揮させたワインをフランス国内外に向けて発信。
フランスワイン界に与えるだけなく、世界の有名雑誌にて賞賛されるなど国際的な評価を獲得しました。
フランスの著名なワイン評論家ミッシェル・ベタンヌは「他のアイコンと呼ばれた人々が300年かけて築いた実績を、彼はわずか30年で成し遂げてみせた」と述べています。

1980年、当時は誰も注目していなかったシャトー・モンテュスと20haの畑を購入。 マディランの研究を重ねていたアラン・ブリュモンはこのテロワールからグラン・ヴァンが生まれると直感し、人生の大きな賭けに出ました。
様々なブドウ品種を各テロワールに植えて、全くの独学で試行錯誤を繰り返す中、その直感は、いつしか確信へと変わりました。
1985年には世界初となるタナ80%、カベルネ・ソーヴィニョン20%というアッサンブラージュのシャトー・モンテュスを発売。 画期的なこのワインは大きな注目を集め、シルキーで豊満な味わいは多くの人々を魅了し、「南西地方のペトリュス」と国際的ジャーナリストに評価されたこともあるなど、世界が認めるグラン・ヴァンへと成長しました。

アラン・ブリュモンの功績は、その輝かしい実績からも窺い知る事ができます。 1991年にゴー・ミヨ誌で80年代を代表するワインメーカーに選出され、1997年にはフランス国家最高勲章（レジオンドヌール）を受勲。
2020年には評価本“ベタンヌ・エ・ドゥソーヴ”（旧クラスマン）で、『フランス南西地方唯一の5つ星生産者』の評価を得ています。
更にハリウッドスターのトム・クルーズがシャトー・モンテュスを愛飲し、自家用ジェットで買いに訪れたというエピソードが有名です。

エキゾチックなフルーツがたっぷりと香る辛口の白

ガスコーニュのマディラン近隣で生産される白ワイン”パシュラン・デュ・ヴィック・ビル”。 甘口の方が有名ですが、辛口も造られています。
アラン・ブリュモンではエキゾチックなフルーツがたっぷりと香る、辛口スタイルに仕上げられています。

伝統品種プティ・クルビュが主体。 粘土と石灰岩の土壌が、ワインに骨格、バランス、豊かさを形成し、長期熟成の可能性をもたらしています。
バトナージュを行いながら、10〜12ヶ月澱と共に熟成。
樽は使用しておらず、果実のピュアな風味を活かしています。

ドライな味わいながら、柔らかな口当たりで、新鮮なリンゴの蜜を想わせる果実の甘みを感じます。
アプリコットや黄桃などの黄色いフルーツや白い花の華やかなニュアンスと、豊富なミネラル感の秀逸なバランス。 そこにグレープフルーツを思わせる心地良い苦味と酸味が加わり、この酸の高さが、エレガントな味わいへと導いています。