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世界が称賛、イタリアを代表する偉大な生産者

ダル・フォルノ ロマーノはヴェネト州のみならず、イタリアを代表する偉大な生産者として知られています。
オーナーであるダル・フォルノ・ロマーノ氏は、1957年イタリア北東部のヴェネト州イッラージ近くのカポヴィッラの生まれ。 小さい頃から祖父の農業を手伝い、農業を身近に接して育ちました。
やがて農業専門学校を卒業するも、自分の進むべき道に迷い、若き日のロマーノ氏は苦悩していました。

悩めるロマーノ氏に未来へと続くインスピレーションをもたらしたのは、ジュゼッペ・クインタレッリ氏のワインとの出会いでした。
「これが自分の進むべき道だ。」と直感し、その後クインタレッリ氏と頻繁に会うようになり、ワインに対する哲学を学んだと言います。
二人は、会って直ぐ友人関係になった、というより親子のような関係になりました。クインタレッリ氏には、娘ばかりだったのでロマーノ氏を息子のように思ってくれたといいます。

ロマーノ氏の持っていた畑は大量のブドウを生産させるようにつくられた畑で、当時は良いワインが出来るとは考えられていませんでした。
子供の頃から農家として畑で働いてきた経験、またマエストロ（クインタレッリ氏）とワイン造りの談義をする時間で得たものを武器とし、彼はゼロからの挑戦をスタート。
大変な労力の要る仕事でしたが、「自分の求めるワインを造る。」という強い憧れの前には、どんな困難も障害ではありませんでした。ロマーノ氏の夫人も一緒に畑に出て働き、助けたといいます。 　

1983年、遂にアマローネ・デッラ・ヴァルポリチェッラD.O.C. のファースト・ヴィンテージをリリースしました。
彼の既成概念にとどまらないワイン造りは、常に新たな試みとして実現されてゆきます。90年代に入り銀行から膨大な借金をして古いカンティーナ、畑のテコ入れなど投資を始めました。
妥協のない理想を求める姿はそのカンティーナ、畑にも歴然と表れています。現在ロマーノ氏は約12haの彼の畑と、約12haの従兄弟名義の畑を全て管理しています。

最上級品に肩を並べるほどの凝縮感

ヴェネト州にあるワイン地域で、最も有名な赤ワイン生産地の一つヴァルポリチェッラ。 最良のブドウを用いて、より上質なワインへと仕上げたスペリオーレは、アマローネに肩を並べるほどの凝縮感を誇ります。

ブドウを手摘みで収穫後、風通しを良くするため各房にハサミを入れ、約45日間すべてのブドウを陰干し。 ステンレスタンクにて発酵、225Lのオーク樽で36カ月新樽比率100%)熟成、瓶熟成 24カ月以上。

インクを思わせる漆黒を帯びたダークルビー。ブラックチェリーやプラム、ビターチョコレートにレーズン、バニラ、シナモンなどの多彩なニュアンス。 凝縮したフルーツの風味にコーヒー、ドライフルーツ等のフレーバーが織りなす複雑な旨みを感じます。
力強さにフレッシュな果実、逞しく滑らかなタンニンが溶け込み、美しい調和を保っています。

ダル・フォルノ ロマーノならではの果実風味の塊、圧倒的な深みと完璧なハーモニー、長く続く余韻をお楽しみください。