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南アフリカで最初にビオディナミ認証を取得

ライナカは南アフリカで最初にビオディナミ認証を取得したワイナリー。
ステレンボシュの南西、ステレンボシュの街やフォルス湾が見渡せる標高250〜350ｍの小高い丘にあります。

畑の栽培面積は約20ha、約40年とブドウの樹齢は古く、自社畑でオーガニック、ビオディナミ農法を実践しています。
海からの冷涼な風が通り、北、東、南方向に向いた斜面に、古い砂岩質土壌で、表面には花崗岩や粘土も混じっています。
1998年に現在のオーナー、ヨハン・ライナカが母親から農園を引き継ぎ、徐々にナチュラルな手法へと変更していきました。 ワイン造りに関しては、不干渉主義、テロワール主義を徹底しています。

最初にオーガニック、ビオディナミにチャレンジした時は周りの人々からの理解が得られなかったといいます。 「ただ環境に良いというだけでなく、自然な農法こそ、本当に良いワインを作ることが出来る」という信念のもと、ヨハンは品質の高いワインを作り続けました。
彼のワインが評価されるようになると、周囲の目も変わり、中にはオーガニックやビオディナミ農法に変更する生産者も出てきました。 ヨハンは、そんな彼らからもブドウを買い、生産量も増やしています。
ライナカは、自然派の生産者にとどまらず、ワイン自体の評価も高く、ティム・アトキン南アフリカワイン格付１級生産者でもあります。
特にソーヴィニョンブラン、カベルネソーヴィニョン、シラーなどに優れています。

冷やして飲んでも美味しいフレッシュなシラー

自社畑のシラー100％で造る、複雑かつ洗練されたスタイルの赤ワイン。
全房で圧搾し、そのうち30%は足踏みプレス。70％はコンクリートタンクで、ともに天然発酵。
フレンチオークと2500Lの大樽でマロラクティック発酵を経て14か月熟成。ブレンドしてステンレスタンクで更に3か月熟成。

ベリーやチェリーなど赤系果実、黒系果実のアロマに重なる、白コショウ、スミレ、香水、スパイスなど多彩なニュアンス。 ナチュラルでピュアな果実味を、フレッシュで柔らかな酸がよりジューシーに印象付けます。 優しい渋みを感じる、程良い骨格のボディで、全体のバランスが秀逸です。

少し冷やし気味で飲んでも美味しく、ローストビーフ、ステーキ、ハンバーグなど様々な牛肉料理と楽しんでいただけます。