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「現代イタリア白ワインの聖地」を導いた造り手

イエルマンは、フリウリ・ヴェネツィア・ジュリア州を「現代イタリア白ワインの聖地」と評されるまでに高めた造り手として知られています。
北をオーストリア、東はスロヴェニアに隣接するフリウリ・ヴェネツィア・ジュリア州の中でも、スロヴェニア国境近くのゴリツィアは、オーストリアに帰属していた時代から白ワインの産地として名高く、今でも高品質な白ワインを多く産出しています。
イエルマンはそのゴリツィア地域のイソンツォ地区とコッリオ地区に畑を所有しています。

1881年にオーストリアから移住し、ワイン造りを開始したイエルマン家。
4代目にあたる現当主シルヴィオ氏によって、イエルマンのワインが世界各地で絶賛されるようになりました。
「アルコール度数が高く、重たいだけのワイン」が主流であった1960年代、大学で醸造を学んでいたシルヴィオ氏は「豊かなアロマを持ち、より近代的な味わいで強い個性を表現し、飲んだ人を魅了させるワインを造りたい。」という独自の理想を掲げます。
このような信念の下、フリウリ・ヴェネツィア・ジュリア州の造り手として著名であったマリオ・スキオペット氏の教えを受けるなど知識と腕を磨き、世界的に人気のある国際品種の使用にも積極的に取り組みました。 その努力により、それまでは近郊の住民に売るのみであったイエルマンのワインを、一躍世界レベルまで押し上げることに成功したのです。

伝統的な製法と、シルヴィオ氏の抜群のセンスと革新が融合したスタイルがイエルマンの最大の魅力です。
イエルマンのワインからは、シルヴィオ氏の土地への愛着と先祖への尊敬が感じられ、クリアで洗練されたモダンなテイストが世界中のワインラヴァーから愛されています。

土着品種リボッラ・ジャッラから造る、イエルマンを象徴する白ワイン

イエルマン家の移住から、ワイン造りを始めてから100年が経ったことを記念して造られた、ワイナリーを象徴する1本です。
ワイン名である「ヴィナーエ」とは、移り住んだヴィラノーヴァ村の名前に由来。 土着品種リボッラ・ジャッラから造られる白ワインで、品種特徴でもある溌剌とした酸と豊富なミネラルが魅力です。

黄桃やグレープフルーツなどの果実のアロマに、白い花のニュアンスを纏った豊かな香り。 滑らかな質感で、爽やかな果実味と溢れるミネラル感が口中を満たします。 フィニッシュにかけて心地良い酸味、ハーブやスモーキーな風味が感じられ、深みのある余韻に包まれます。

フレッシュな味わいで、魚介類と相性抜群。香草やスパイスを使った料理と合わせても、ワインの持つ妖艶なアロマがより一層引き立てられます。
イタリア最上級の白ワインを造るイエルマンの素晴らしさを気軽に堪能していただける逸品です。

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