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格付けシャトーをしのぐクリュ・ブルジョワ最高峰

オー・メドックのクリュ・ブルジョワの中でもクリュ・ブルジョワの上位階級であるシュペリウールに分類されているシャトー・シトラン。
その歴史は13世紀にまで遡り、ドニサン・デ・シトラン一族が、832年までの約600年間所有。 その後は所有者が何度も変わり、1945年にミアイユ家がシャトーの発展に尽力したことで評価を高めました。
1987年から10年間は日本企業の投資を受けてクオリティがより洗練され、現在は格付け第ニ級シャトー・グリュオ・ラローズを所有する、ボルドー大手のネゴシアンタイヤングループの傘下に入りました。

著名な醸造家ミッシェル・ロラン氏をコンサルタントに迎え、ワインの品質は更に向上。新樽率の引き上げやセカンドワインを導入しています。
現在は実力派シャトーとして知られ、世界的に著名な評論家のロバート・パーカー氏は「ブルジョワ級のシャトーでも最上級の1つで、ワインはしばしば格付けシャトーをしのぐ」とコメントしています。

力強い風味としなやかな舌触りが楽しめる長熟ボルドー

オー・メドックのクリュ・ブルジョワで着実に評価を上げているシャトー・シトラン。 十分なタンニンによるコクを備えていながら、しなやかな舌触りが楽しめる銘品です。長期熟成を経て飲み頃を迎えています。

カシスやプラムなどの黒系果実のアロマと、ほのかなミントや過ぎの香り。エレガントな口当たりで、熟した果実味と溌剌とした酸味、シルキーなタンニンが美しい調和と共に広がります。
力強い風味とアロマティックなニュアンスが感じられ、華やかな余韻が長く続きます。