歴史的な銘醸畑『菱山鳥居平』に隣接する標高400メートルの斜面中腹下部に位置する畑では、菱山ルージュ用のマスカット・ベーリーAが栽培されています。
たっぷりと日照を受ける南西向き斜面でブドウはよく熟し、冷涼な笹子おろしの影響でしっかりとした酸が残り、ワインに熟成力を与えてます。
フレンチオーク樽で18ヶ月熟成、約1週間28〜30℃にて醸し発酵を行います。5ヶ月間、一部を樽熟成させ、味わいに深みや複雑さが表れています。

花びらのようなフローラルな芳香、木イチゴなどの小さな赤い果実のアロマなど繊細かつ華やかな香り。透明感のある果実味、凛とした酸とミネラル感が綺麗に溶け込み、しなやかなボディを感じるエレガントな仕上がりとなっています。
日本のグランクリュ鳥居平の中でブルゴーニュにおけるシャンボール・ミュジニーのような優美なスタイルを誇る魅力的な1本です。