ヴィンテージ入りの特別なトラピストビール

トラピスト会修道院で作られる上面発酵ビールをトラピストビールと呼びます。
修道会の敷地内の醸造所で、トラピスト会修道士の協会によって定められた規則を遵守しながら醸造されます。

トラピストビールの中で特に高い知名度を誇るのがシメイ。
フランスの国境近く、ベルギー西部のシメイにあるスクールモン修道院内の醸造所で造られています。
一般流通用に３種類のビールを醸造、その他にチーズも製造しています。
元々はクリスマスビールとして限定リリースされたシメイ・ブルーですが、その人気から1958年から通年販売されるようになりました。

ワインのように製造年のヴィンテージが記されるシメイ・ブルーは、トラピストビールの中でも特に濃厚で複雑な味わいが特徴的です。
赤みを帯びたダークブラウンの色調、スパイスやシトラス系のフルーティーな香り。
コクのある味わいには香ばしい苦味とスパイシーさが溶け込み、心地良いボリューム感があります。
アルコール度数は9％。どっしりとしたスタイルで、数年は熟成させる事も出来ます。