最高級の格付け第1級の偉大な『シャトー・マルゴー』

12世紀から歴史に登場するシャトー・マルゴーは、当時は「ラ・モット・ドゥ・マルゴー」と呼ばれていました。シャトーにとって大きな転換期はピエール・ドゥ・レストナックという貴族が所有した事。1572年から1582年の間に、ブドウ畑の整備を進め、現在に至る大きな礎を築きました。
所有者の能力やイノベーションのおかげで、年月がたち、世紀が変わるにつれ、徐々に優れたワインへと進化したシャトー・マルゴーのワイン。
ルイ15世の愛妾デュ・バリー夫人が愛飲し、イギリスの首相ロバート・ウォルポール卿や在仏米国大使を務め、後のアメリカ大統領となるトーマス・ジェファーソンにも絶賛されました。

1855年、パリ万博の際に行われた格付けの際に行われた20点満点のテイスティングでは唯一満点評価を受け、最高級の格付け第1級を獲得しました。

2015年に続く偉大なヴィンテージ2016

シャトー・マルゴーの公式サイトにおいて、2015年に続き、今世紀前半の中でも最も偉大なヴィンテージの一連に仲間入りをしたとコメントしている2016年。
乾燥した夏、日差しの多い気候など、例外的な気象条件から、素晴らしい長期熟成の元となる酸のポテンシャルも十分保ったブドウが収穫出来ました。
収穫量の28％と厳選を重ね、グラン・ヴァンをして申し分のない極上のワインへと仕上げています。

非常に繊細で、複雑性と奥行きのある香りが特徴的。
アッサンブラージュの主体となっているカベルネ・ソーヴィニヨンがこの上ない優雅さをもたらし、少量の割合ながらメルロとカベルネ・フランは、豊かな芳香とにしっかりとしたタンニンを滑らかさを与えています。
果実の華やかなアロマ、ハーブや森の樹々を思わせる繊細なヒントとスモーキーなニュアンス。「ワインの女王」と称される通り、力強いボディを包み込むようなフィネス、気品があります。しなやかにタンニンと酸が調和し、長く美しい余韻へと続きます。