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ヴェローナを知り尽くしたファミリーが造る独自のワイン

フランケット社はイタリア、ヴェネト州で1982年からワインの醸造を行うワイナリーです。
フランケット家で営む家族経営で、1800年代よりヴェローナの地でブドウ栽培を行ってきました。 ブドウを知り尽くした彼らがワイン造りに着手、ヴェネトの伝統的なブドウ品種を使ってテロワールを表現する事を目指し始めたのです。

ヴェネト州を代表するブドウ品種ガルガネガ、ドゥレッロから独自のワインを生産。 多様性に富んだヴェローナ地区の中でも、ブドウ栽培に適した2つの地域「テッロッサ」と「ヴェステナノヴァ」に自社畑を所有しています。

テッロッサはイタリア語で赤い土を意味する「terra rossa」に因んだ地名。 その名の通り赤みを帯びた土壌が広がり、酸化鉄などミネラルを豊富に含んでいます。 ガルガネガ種に適しており、テッロッサで栽培されるブドウ樹の平均樹齢は50~60年程。 険しい斜面で育つ品種のため、傾斜により畑の水はけが良いのが特徴です。
海抜550~600メートルに位置するヴェステナノヴァには、スパークリングワイン用のブドウ品種ドゥレッロの畑を所有。 雄大な山間の景色と広い牧草地が特徴で、火山由来の粘土質の土壌が広がっています。

ガルガネガ、ドゥレッロは、1000年以上も前からこの地に伝わってきた土着品種。 古代より火山活動が行われてきたエリアに、今は様々な植物が育ち、多様性に満ちた環境が生まれています。
フランケット社は、そんなユニークなテロワールとブドウから独自のワインを生産しています。

土着品種で造られる極辛口のスプマンテ

レッシーニ山の麓で育つ土着品種ドゥレッロ100％で造られる極辛口のスプマンテ。 ドライな飲み心地の中にも、火山由来の粘土質土壌に由来する豊かなミネラル、厚みが感じられます。
標高の高い畑で手摘みしたブドウから茎を取り除き、柔らかくプレス。 温度管理したステンレスタンクでじっくりと発酵、ボトリングした後に4ヶ月熟成させて落ち着かせます。

グリーンを帯びた麦わらイエローの色調。熟したレモンやライム、白桃など華やかなフルーツの香り。 溌剌とした酸がアタックに感じられ、シャープな辛口の味わいが口中をリフレッシュしてくれます。
フレッシュな柑橘系の果実味がジューシーな後味として広がり、思わず次の一杯に手が伸びます。

アペリティフはもちろん、前菜や熟成したチーズと合わせてもお楽しみいただけます。 脂の多い料理とペアリングしていただくと、口中をスッキリと洗い流すかのように爽やかさをもたらします。