ポイヤック最大級を誇る名門シャトー

第5級に格付けされるシャトー・バタイエと、大手ネゴシアンのボリー・マヌー社のオーナーでカスティジャ家が所有するシャトー・ランシュ・ムーサ。
バタイエ同様にポイヤックに位置し、メドック格付け第5級を誇ります。
1919年にカステジャ家が買収して以来、家宝として大切に受け継いできました。
テロワールの表現を目指し、時間と手間をかけて畑の改良や丁寧な醸造を追求してきた結果、1994年以降、飛躍的に品質が向上。
格付けワインの中で手頃な価格ながら、高い品質、素晴らしい味わいが楽しめる逸品として注目度を高めています。

ポイヤックのワインはしっかりした色調が特徴的。カベルネ・ソーヴィニョンの高いブレンド比率が力強さをもたらし、骨格の堅固なスタイルを生み出しています。メルローのブレンドによりワインにまろやかさと果実味が表現され、濃密な味わいは比較的早くから楽しめます。

飲み頃を迎えたまろやかな味わい

平均樹齢30年、新樽50％で18ヶ月間熟成。現在、飲み頃を迎えた円熟味が際立つ逸品です。
非常に濃く暗いガーネットの色調。カシス、ブラックベリーなど赤黒系果実のアロマに、マッシュルーム、紅茶、森の下草など多彩なニュアンスが続きます。 奥行きがあり、複雑さを感じる香りがこのワインの魅力です。
しっかりした組成で充実感のある味わいに、力強いタンニンが戻り香を磨き上げています。
20年ほどの高いポテンシャルを持つワインで、熟成を経たまろやかさのある口当たりが楽しめます。