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ハートマークが印象的、圧倒的な人気を誇る格付けシャトー

印象的なハートのエチケットで有名なシャトー・カロン・セギュール。
その歴史はガロ・ローマ時代にさかのぼり、ワインを造っていた事実が12世紀の文書には既に残っています。かつてジロンド河口を行きかっていた小型輸送船、『カロンヌ』にちなんで名前がつけられたと言われています。

シャトー・ラフィットやシャトー・ラトゥールを所有していたニコラ＝アレクサンドル・ド・セギュール侯爵が当主の時代にシャトーの名称はカロン・セギュールとなり、特に栄えました。
このシャトーを最も愛したセギュール侯爵は「われラフィットやラトゥールをつくりしが、わが心カロンにあり。」という今も有名な言葉を残し、エチケットにハートマークを記しました。

1855年のメドックの格付けで第3級を獲得。その後長きに亘りシャトーを守っていたオーナーが亡くなり、2012年に経営者が変わりました。
以降、シャトーの大規模な修繕が行われ、最新技術を導入。常に安定した品質で知られていた優良シャトーは、さらなる飛躍を遂げました。ワイン・スペクテーター誌を始め、様々なワインメディアで高く評価されており、格付けシャトーの中でも圧倒的な人気を誇っています。

長期熟成が期待出来る2019年

ボルドーのグラン・ヴィンテージである2016年や2018年を彷彿とさせる恵まれた天候により、長期熟成が期待できる2019年。
カロン・セギュールの特徴である繊細な味わいと豊かな香り、クラシカルなボルドーワインの魅力が詰まっています。

ブルーベリーやブラックベリー、クレーム・ド・カシスの魅惑的なアロマに、ラベンダーやタバコの葉、チョコレートなどのニュアンス。
力強く引き締まった味わいで、黒系果実の風味を活き活きとした酸と緻密なタンニンに優雅に縁取っています。
今すぐにでも美味しく飲んでいただけますが、熟成による美しい変化も楽しみな逸品。 近年のヴィンテージの中でも極めて高い評価を獲得しています。

ワイン・エンスージアスト：97-99点
ジェームズ・サックリング：96点
ワインアドヴォケイト：96-98点