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日本ワインを牽引するシャトー・メルシャン

世界に誇る日本ワインの一つ『シャトー・メルシャン』。
ワイン、飲食に携わるスペシャリスト達が世界中のワイナリーからトップ50を選出する「ワールド・ベスト・ヴィンヤード2020」では、長野県上田市にある「シャトー・メルシャン　椀子ワイナリー」がて世界第30位、そして“ベストアジア”に選出されました。

日本最古の民間ワイン会社をルーツとし、戦後間もなく「メルシャン」ブランドを誕生させ、1966年には国際ワインコンクールで日本初の「金賞」を受賞。
1970年から始まったシャトー・メルシャンとしてのシリーズは、日本におけるファインワインの歴史を牽引してきました。
1990年代には世界の名だたるワインコンクールで数々の金賞などを受賞するまでに成長。メドック格付1級シャトーであるシャトー・マルゴーの総支配人兼最高醸造責任者のポール・ポンタリエ氏が醸造アドバイザーに迎え入れ、「フィネス＆エレガンス」をモットーとしたワイン造りを徹底的に追求しています。
2000年代以降は甲州ブドウに隠された品種特有香を発見し、そのポテンシャルを引き出すためボルドー大学との共同研究をスタートさせました。

フルーティー＆爽やかな飲み心地のリースリング

農業が盛んな秋田県横手市に位置する大森地区では、メルシャンが1982年からリースリングの栽培に取り組んでいます。
大森町の「産業振興」要望に応え、1976年よりいくつかの品種で試験栽培を開始。試験栽培と試験醸造を繰り返し、試行錯誤を経た後にリースリングが定植されました。
シャトー・メルシャンでは、冷涼な気候の下、栽培農家と良いワインを造るべく惜しみない努力を注いでいます。
2003年より栽培方法の改革を実施、品質向上に努め、2010年に「シャトー・メルシャン 大森リースリング 2008」をリリースしました。

ジャスミンを連想させる甘い花の香り、洋梨や白桃などの瑞々しい果実のアロマが豊か。ライムやフェンネルなどの清涼感のあるニュアンスも捉えられ、奥行きを与えています。アタックには溌剌とした酸が感じられ、レモンピールを思わせる風味が広がります。
フルーティーさとキレのある爽やかな飲み心地が同時に楽しめる、やや辛口に仕上げられた味わいです。 和食を始めとする、素材を活かした料理に寄り添います。