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シャンパーニュ同様の品質を誇るシャトー・ド・ロレ

1856年にボルドーのネゴシアンであるコルディエ家により建造されたシャトー・ド・ロレ。 居を構えるロワール左岸、トゥーレーヌ地区のアゼ・ル・リドーは、2000年以上ものワイン造りの歴史を持つ小さな町です。

1973年にシャンパーニュのドゥーツの手に渡り、シャトーの修復、畑の整備、シュナン・ブランの改植等が行われ、主にクレマン・ド・ロワールが造られていました。
2002年にドゥーツの所有から離れ、2004年にシャンパーニュ地方の出身のマリエル・アンリオンさんがシャトーのオーナーとなりました。
シャンパーニュ・ボランジェでもワイン造りに携わった生粋のシャンパーニュ人である彼女が自らワインメーカーも務めています。
マリエルが見込んだシャトー・ド・ロレの魅力は、ブドウの熟度と質の高さを感じさせるシュナン・ブランならではの重量感と、シレックスのミネラルに由来するフレッシュさ、ドライなキレ、そしてシャンパーニュ並みのガス圧の高さとキメ細やかな泡の持ちの良さでした。

温暖な準海洋性気候の下、ブドウが非常に良く熟す土地で、テロワールの表現を追求し、リュット・レゾネ栽培を導入。
シレックスが混ざった粘土質土壌からブドウの樹がミネラルをよりよく吸収できるよう、畑を耕して土を柔らかくし、収量も制限。シュナン・ブランのより純粋な表現にこだわる彼女はドサージュ量を少なくするため、高糖度のブドウを得るべく収穫を遅くする等、工夫を凝らしています。

醸造では、SO2添加量を抑えるためワインと酸素の接触を避けるべく細心の注意を払っています。ステンレスタンクで発酵、法定熟成期間の2倍の24ヶ月という熟成により、酸化への抵抗力と味わいの複雑さをもたらします。

ワシントンポストがおすすめする話題のクレマン

瓶内二次発酵のシャンパーニュと同じ製法で造られるクレマン・ド・ロワール。 ロワール地方を代表する白ブドウ品種シュナン・ブランを用いて、上質なスパークリングワインを造り上げています。

リンゴや洋ナシのアロマに、爽やかな柑橘類、白い花の芳しい香りも。きめ細やかな泡立ちで、シャンパーニュのような繊細な口当たりをもたらします。 ほんのりと感じる蜂蜜を思わせる甘やかなニュアンスを上品な酸とミネラルがフレッシュに引き締めています。 果実感がしっかりとしたふくよかな味わいには、長期熟成による複雑さも備わっています。

濃密なスタイルが評価され、「リッチなクレマン」としてワシントンポストのおすすめスパークリングに選ばれました。