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ビオディナミ栽培に取り組む生産者協同組合

ブドウ栽培、ワイン造りが古くより盛んな中部イタリア、アブルッツォ州。
アドリア海から内陸に20キロ入ったオルソーニャ村にある協同組合カンティーナ・オルソーニャは、30年以上前から無農薬栽培を行い、2005年からはビオディナミ農法を取り入れています。

組合に属する600人のパートナーが、1000ヘクタール以上もある広大な地で上質な農業を営んでいます。
醸造責任者のカミッロ・ズーリが指揮をとり、ビオディナミ農法で育てられたブドウを用いて、人為的行為を出来るだけ排除した醸造を続けています。
2012年にはイタリア最大規模のワイントレードショー『Vinitaly（ヴィニタリー）』において、“ベスト ワイナリー イン イタリー”に選出されました。

今ではイタリア最大規模のオーガニック・バイオダイナミック農法を実施している協同組合に成長し、約600haの畑がデメテールから認証されオーガニックワインを造っています。
ワイナリーとして高品質なワインの生産や自然環境の保護に加え、生産者が長い年月を経て培った知識や経験を後世に残すことにも力を入れています。

華やかなアロマが香るオレンジワイン

カンティーナ・オルソーニャが手掛ける新ブランド『Brigata Verde Rame（ブリガータ・ヴェルデ・ラーメ）』。
こちらはジビッボを天然酵母で醗酵させた、華やかなオレンジワインです。
モスカート・ディ・アレッサンドリアとも呼ばれるジビッボは、マスカット系の香り高い品種でアラブ支配後の地中海沿岸で広がりました。

グラスを近づけるだけで柑橘類やバラのようなアロマがふわっと立ち上がり、果実の甘さが心地よい苦味とともに広がります。
アプリコットや蜂蜜を思わせる風味と酸味のバランスが良く、まろやかでボディのあるスタイルが楽しめます。