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ブルナーテ最高の区画を所有するワイナリー

1899年からボトリングを開始したマリオ・マレンゴ。 創設者は現在の当主マルコの父マリオで、所有畑は全て合わせて3.5ha。
2001年マリオが亡くなり、マルコが後を継ぐと一気に評価を高めました。

マルコは毎日畑にいることで造り手達の間で有名な人物です。
バローロのクリュでもエレガントなワインを生むと言われるブルナーテの中でも最高の区画を所有しています。
標高は350m、丘の中心部にあり、南東向きで、日光が一番初めに当たる場所。 樹齢は80年と、ブルナーテで最も古いブドウ樹。土壌は粘土石灰質ですがシルトが混じっており、かつ鉄分が少ないのも特徴です。
エリオ・アルターレの「バローロ・ブルナーテ」は、かつてはマリオ・マレンゴのブドウを使って造られてきました。

もう一つの重要な畑がバローロ村の「ブリッコ・デ ッレ・ヴィオーレ」。
標高450mを超える丘の最上部、バローロ村で最も高い場所に位置しています。0.9haの小さな区画で、1950年に植樹されました。
ブルナーテより石灰含有量が多く、ワインはより繊細で名前の通りスミレの花の香が出ると言います。

畑では殺虫剤、除草剤は一切使用せず、硫黄と銅のみを用いています。
必要な時期だけ殺虫剤の代わりにフェロモン・トラップや蜂蜜、ヴィネガーが使うなど、有機栽培と持続的農業を実践しています。

良い年のみに少量造られる特別なワイン

「ブルナーテ」の畑の一部に、1940年に植樹された75年以上の樹齢の樹が0.16haだけ残っています。 この樹齢90年のブドウだけを使って造っているのが「バローロ・ブル ナーテ・リゼルヴァ」。
良い年のみに1,000本のみ造られる、特別なワインです。

野性酵母のみで発酵、マセラシオンは10日間。バリック（15％新樽）に移し変え、セラーの温度を上げてマロラクティック発酵を促し、24ヶ月熟成。 その後、12ヶ月以上瓶内熟成。

ドライフラワー、熟した赤い果実、シナモン、オレンジの皮、チョコレートなど多彩なニュアンスが混じった、複雑で力強い香り。
調和のとれた味わいは丸みがあり、余韻にはエレガントで厳格なタンニンが続きます。