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ロマーニャ産サンジョヴェーゼの伝道者

イタリア中部のエミリア・ロマーニャ州内、東西に長いサンジョヴェーゼ・ディ・ロマーニャ地区。
ノエリア・リッチが位置するプレダッピオ・アルタは標高400mを超える丘陵地となっています。 リッチ家は、プレダッピオ地区でも更に上部の「プレダッピオ・アルタ」のラッビ丘陵に1941年から荘園を所有。
故ノエリアが1970年にこの土地のポテンシャルに気付き、ブドウを植樹。それ以来、リッチ家によって守られてきました。

現当主マルコと共に、サンジョヴェーゼ専門の醸造家として活躍するフランチェスコ・ボルディーニが醸造責任者がワイン造りに携わっています。
フランチェスコは、自然農法を行うワイナリーであるラ・ストッパ当主のエレナ・パンタレオーニ等、多くの醸造家も認める実力者で、「サンジョヴェーゼ・ディ・ロマーニャ」の質での復興を牽引しています。

全ての畑で有機栽培を実践。有機認証を取得できる年数をクリアしていますが、現時点で満足していないので取得していません。
発酵・熟成は全てステンレスタンクで、サンジョヴェー ゼはニュートラルな品種なので何も与えないことが重要と考えています。
ロマーニャのサンジョヴェーゼは房、粒も大きく、薄い果皮特徴。 果皮が薄いのでタンニン量も少なく、早飲みに適したワインを造る事ができます。

ロマーニャでは異質の環境が揃っており、他の造り手は誰もこのポテンシャルに気付いていませんでした。
『サンジョヴェーゼ・ディ・ロマーニャ種だからこそ土地を素直に表現できる』と信じる、ノエリア・リッチだけの個性がワインに表現されています。

伸びやかな酸とミネラルがもたらす透明感

標高250〜300mの畑で黄色い粘土石灰土壌の色々な畑のサンジョヴェーゼをアッサンブラージュ。 クローンは何種類か混植されていますが、全てロマーニャ固有種でトスカーナより粒が大きく酸度が高め。
野性酵母のみで発酵はステンレスタンクで発酵。マセラシオンは18日。熟成は70％ステンレスタンク、30％コンクリートタンクで6ヶ月間、ボトルで最低6ヶ月熟成してから出荷しています。

透明感のあるルビーレッドの色調。赤い果実や花のエレガントなアロマ、スパイスやハーブのニュアンス、熟した黒系果実の香りが重なります。
フレッシュさに満ちた味わいで、伸びやかな酸とミネラル感、瑞々しい果実が調和しています。繊細でクリーンな印象があり、余韻の充実感を楽しんでいただけます。