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ビオロジック農法による自家栽培、自家醸造を行うレアな存在

フランス北西部ブルターニュ地方の主要都市レンヌから北西に車で40キロに位置する小さな町コルンヌ。そこで1986年よりリンゴを生産する 「ル・セリエ・ド・ボール」。
当主のミシェル・ブゴーと妻のパトリシアは、親から受け継いだリンゴ園に加え、自分達で買い足したものを合わせて、現在約50haのリンゴ園を所有しています。

シェフとしての経歴を持つミシェルは、無農薬のリンゴを自ら栽培したいと妻のパトリシアと共に生産をスタート。当初はすべてを協同組合へ売っていましたが、2001年より自らシードル醸造を開始し、現在ではリンゴの１/３は自家醸造、残りはビオリンゴとして他のシードル生産者などへ販売しています。
彼らのようなビオロジック農法による自家栽培、自家醸造を行う「Cidre Fermier（シードル・フェルミエ）」ははとても珍しく、現地でもかなりレアな存在として位置づけられています。

無農薬、無添加で造るブルターニュ産辛口シードル

栽培家が自分達で大切に育てたリンゴから造る無農薬、無添加で造るブルターニュ産の辛口シードル。アルコール度数5.5％の本格派ブリュットです。
樹でじっくりと成熟したリンゴの実が、自然に落下したら収穫のサイン。
地元産リンゴを数種類ブレンドしグラスファイバータンクで4 ヶ月間発酵、SO2無添加で瓶詰めしています。

濃密なイエローの色調が輝き、熟したリンゴの旨みとコクがしっかりと感じられます。フルーティーな味わいに微かに感じる塩気が奥行をもたらし、リンゴの皮のような渋味が全体をバランス良く整えてくれます。

毎年開催される「フランス全国農業コンクール」において、2017年〜2019年に亘り3年連続受賞しています。