心地良いボリューム感、素朴な味わいが魅力

トラピスト会修道院で作られる上面発酵ビールをトラピストビールと呼びます。
修道会の敷地内の醸造所で、トラピスト会修道士の協会によって定められた規則を遵守しながら醸造されます。

聖心ノートルダム修道院と呼ばれていたウェストマール修道院は12世紀にまで歴史を遡ります。 1794年にシトー派修道会に属し、1836年から厳律シトー会（トラピスト会）の修道院となりました。

長らく自家用のみにビールを醸造してきましたが、1856年から修道院の門のところで少量のビールを売り始めました。 その後需要の高まりの伴って醸造所の拡張、20世紀に入り商業用の販売するまでに至りました。

アルコール度数7%。やや赤みがかったブラウンカラーの深い色調。
ブラックチェリー、ドライフルーツなどの香りが上品に広がり、口中をコーヒーのような苦み、かすかな甘みを伴ったまろやかな風味が満たしていきます。
心地良いボリューム感があり、素朴な味わいが楽しめる逸品です。