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スルスルと飲める「ヴァン・ド・ソワフ」を目指す

名著「最高のワインを買い付ける」で有名なカーミット・リンチのブルゴーニュ・オフィスのマネージャーを務めるクリストファー・サンティニが設立したミクロネゴスが『サンティニ』です。

カーミット・リンチは、フランス各地の優れた生産者の元へ趣き、米国に紹介してきた伝説的なワイン商として知られています。
彼と共にフランス中の超一流ドメーヌのワインを味わってきたクリストファー・サンティニは、やがて自身のワイン造りを志すようになりました。
理想のワインとして目指したのは、グラン・クリュでもプリミエ・クリュでもなく、ブルゴーニュのヴァン・ド・ソワフ。
あらゆる高級ワインを味わった結果、最終的に、友人など気の置けない人達と気軽に楽しめる、喉の渇きを潤してくれる手頃で飲みやすい自然なワイン＝「ヴァン・ド・ソワフ」を造りたいとの想いに辿り着いたのです。

当初は間借りをしてワイン造りをしていましたが、現在ではオークセイ・デュレスに自身の醸造所を構えています。
ワインはSO2やその他の醸造添加物は一切加えずに醸造し、無清澄、ノンフィルターで瓶詰め。 瓶詰め後のワインのネガティブな反応を避けるために、瓶詰め時に限りSO2を必要最小限のみ添加しています。
ナチュラルに造りあげられるその味わいは、スルスルと飲めるようなまさに「ヴァン・ド・ソワフ」の美味しさに溢れています。

ピノ・ノワール、ガメイ、シャルドネで造るユニークな赤ワイン

フランシュ・コンテ地方のシャンリットで栽培されたブドウを使用。
シャンリットは、ディジョンの北西30キロ、コート・ドール県とシャンパーニュのマルヌ県の境界にあるフランシュ・コンテ地方の村です。
1985年からビオで栽培されている畑で、シャンパーニュと同じ白亜の石灰質土壌で、ピノ・ノワールとシャルドネ、ガメイが混植されている平均樹齢25年の区画。 以前は、『Champlitte（シャンリット）』というキュヴェ名でしたが、『オー・ヴァン・ルージュ!』という名前に変更されました。

3品種を一緒に発酵・醸造しています。
果汁（マスト）の半分をそれぞれ別の醸造方法を実践し、どちらも温度管理は行わずに、ステンレスタンクで野生酵母のみで自発的にアルコール発酵。 圧搾後、引き続き、ステンレスタンクでシュール・リーの状態で自発的なマロ発酵と熟成。SO2やその他の醸造添加物は一切加えずに醸造。
無清澄、ノンフィルターで瓶詰めしています。

ピノ・ノワールとガメイがもたらす赤い果実のフレーバーに、シャルドネ由来の活き活きとした酸が清涼感を与えています。 瑞々しい果実味と共にミネラル感が感じられ、ジューシーでありながら繊細な印象。
テロワールとブドウの個性をバランス良く表現した逸品です。