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ルイ・ロデレールが所有する歴史あるシャトー

15世紀からワイン造りを始め、サン・テステフでも長い歴史のあるシャトーの一つ。 16世紀にはシャトー・オー・ブリオンの初代オーナーであり、ボルドーきっての名門ポンタック家が所有していました。
その後はこの地方を代表する数々の名家の手に渡り、1995年にシャンパーニュ・メゾンの老舗、ルイ・ロデレールの傘下となります。 積極的な設備投資により最新鋭の技術をワイン造りに取り入れた結果、サン・テステフらしい堅牢な味わいに柔らかさとフィネスが加わりました。

1999年、天才醸造家と名高いジャン・バティスト・レカイヨン氏がルイ・ロデレールの醸造責任者に着任。 シャトー・ド・ペズの生産も管理するようになり、品質は更に目覚ましい品質向上を遂げています。
「品質を守るためであれば、量は減らしても構わない」と品質主義を奨励するジャン・クロード・ルゾー前社長、フレデリック・ルゾー社長と共に巨額の設備投資、ビオディナミ農法の実践、大規模な植樹を行うなど様々な改革を行い、ますます評価を高めています。

すぐに楽しめるシャトー・ド・ペズのセカンドラベル

2019年ヴィンテージよりリリースされたシャトー・ド・ペズのセカンドラベルで、堅苦しさのない親しみやすさが魅力です。
発芽は3月末に始まり、その後は記録的な雨量だった6月上旬に開花。夏も涼しく雨が多かったため、ブドウの着色や成熟に日数を要しました。
9月23日から10月7日にかけて収穫。温度変化が少ないサン・テステフの粘土質土壌が、2021年のワインを成功に導いてくれました。
オーク樽にて12ヵ月熟成しています。

ブラックベリー、ブルーベリーを想わせる熟した黒系果実、少しミントの効いた赤い果実のアロマ。ハーブやスパイス、チョコレートのニュアンスも合わさり、妖艶に香ります。ソフトな口当たり、豊潤な果実味とシルキーなタンニン、洗練された酸の調和が生み出すしなやかな味わい。
フィニッシュにはスパイスの風味が、心地よい余韻が続きます。

ピュアな果実味、フィネスに富みながらもパワフルなスタイルが魅力。開けたてから美味しく楽しめる1本です。