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カリフォルニア初となるボルドーブレンドワインの先駆者

1973年、建築技師でありワイン醸造家でもあったジョセフ・フェルプスが、当時未開拓であったナパ・ヴァレーに自らの名を冠したワイナリーを設立。
1970年代初頭、静かな農業都市だったナパ・バレーで、自身の建設業の経験を生かし、卓越したワイン造りの基礎を築き上げようとしました。

パイオニア精神と卓越性を追求し続け、ナパ・ヴァレーの中心地、そして後にソノマ・コースト西部にブドウ畑のための土地を購入。
ワイナリー設立当初より、ジョセフ・フェルプスには毎年ユニークなブレンドを作るという考えがあり、それはそれぞれのヴィンテージから最高のワインを生み出すことを意味していました。
究極の1本を追求して生まれたインシグニアはカリフォルニア初となるボルドーブレンドのワインであり、ジョセフ・フェルプスが長年にわたり高い評価を得ているカリフォルニアのワイン製造の品質的な基準として広く知られています。

誰からも愛される人物であったジョセフ・フェルプスは、建物を造り、人を育て、そして夢を現実にしました。
今日、ジョセフ・フェルプス・ヴィンヤーズとそのフラッグシップワインであるインシグニアは、並外れた品質の遺産を守り続けています。

濃厚な風味と骨格を備えたフラッグシップワイン

ナパのボルドーブレンドの先駆けであり、ワイナリーを代表するトップキュヴェであるインシグニア。
ナパ・ヴァレー各地の自社畑から最良のロットをブレンドしています。
フレンチオークの新樽で24ヶ月熟成。フランスの様々な樽メーカーのものを採用しています。

2019年はブドウ樹の生育が活発で適度な気温に恵まれたため、ストレスが少なく、キャノピーマネージメントが鍵となりました。
7月は例年より涼しかったものの、8月と9月は気温が上昇し、成熟が早まりました。収穫期は乾燥した天候が続き、風味と骨格がしっかりと備えた上質な果実を収穫できました。

赤い果実のアロマ、クレーム・ド・カシス、葉タバコ、そして繊細なドライローズペタルの芳醇な香りで始まります。
口に含むと、ジューシーで濃厚な味わいが広がり、ブラックベリー、ラズベリー、ブラックカラントなどの濃厚な果実味と、ダークチョコレート、バニラの豊かな層が重なり合います。
継ぎ目のないタンニン、余韻の長さが特徴的で、複雑さ、そして洗練された余韻を感じられる、ダイナミックなワインです。