ボルドーの格付け一級シャトーを所有するフィリップ・ド・ロートシルト男爵と、ナパヴァレーの有名醸造家ロバート・モンダヴィがコラボレーションして生まれた夢のプレミアムワイン、オーパスワン。
今やワイン愛飲家のみならず世界中でその名を知られるハイブランドワインとして、唯一無二の存在感を放ち続けています。

ヴィンテージの特徴：2019

例年のほぼ2倍の雨量を記録した2019年の春。 ブドウの生育期に必要な水分となる恵みの雨が大地を潤しました。
最初の萌芽は例年よりやや遅いタイミングで、開花やヴェレゾン（色づき）の遅れに繋がります。 しかし8月は素晴らしい気温に恵まれ、晩夏にかけて気温が上昇。果実の生育と成熟を促進し、アロマ成分も十分に発達しました。平年より数日早く始まった収穫は、4週間で終了し、セラーでは、穏やかにかつ安定したペースで作業が進みました。

2018年同様に野生酵母で発酵。93％は自社畑から採取され、残りの7％も果実に付着していたもので、テロワールの表現、風味により良い結果をもたらしています。22日間のマセレーション後、約1年半の樽熟成。

ブラックプラム、ブルーベリー、黒スグリ、乾燥したバラの花びらの香り高いアロマに、かすかなミネラルのニュアンス。 熟した黒系果実、ハーブ、エスプレッソ、カカオなど複雑で密度のある風味に、優しく広がる酸味が調和し、フレッシュさを印象づけます。
タンニンはきめ細かく、クリーミーでサテンのような質感が口中を満たし、ダークチョコレートのような繊細なニュアンスが長く続きます。
何層にも重なり合う凝縮感が素晴らしく、熟成のポテンシャルも感じさせる偉大な1本です。