ボージョレ・ヌーヴォーはブルゴーニュ南部に位置するボージョレ地方で造られる新酒。 フランスでは「Beaujolais Nouveau est arrive!(ボージョレ・ヌーヴォー到着!)」のキャッチフレーズと共に人々が解禁日に楽しんでいます。
もともとフランスでは12月15日より以前のその年の新酒の販売を禁止していました。 しかしながら、生産者達の働きかけにより1951年にボージョレの新酒は12月15日を待たずに販売可能とする事が認められたのです。
その15年後にボージョレ・ヌーヴォーの解禁日は品質を守る観点から11月15日に定められましたが、1985年にはフランスの祝日(11月11日)に日にちが近すぎる事、また運搬業者が休みとなる週末を避けるという理由で11月の第3木曜日に設定される事となりました。
ボージョレ・ヌーヴォーはヨーロッパ全体に広まった後、バブル時代の日本で話題となり、90年代には東南アジア、そして最近は韓国や中国でも人気を博すようになりました。 日付変更線の関係上、本場フランスよりも約8時間早く解禁される日本は長きにわたり、ボージョレ・ヌーヴォーの輸出国としては世界第一位を誇っています。
Fete des Vendanges
季節の恵みに感謝するブドウの収穫を祝う祭りは世界中のワイン産地で開催されます。
日本でも甲州市には約39のワイナリーがあり、国内トップクラスのワインとぶどうの産地です。ぶどうの葉の紅葉が美しい毎年11月3日に「かつぬま新酒ワインまつり」が開催されます。
今年の収穫を祝う、秋の味覚と一緒に気軽に楽しんでみてはどうでしょう!
ボージョレ・ヌーヴォーを造るぶどう品種の「ガメイ種」は、豊かな果実味と柔らかい酸味があるので、チーズや、トマトソースを使ったパスタなどはもちろん、家庭料理の定番の肉じゃが、タレ味の焼き鳥など、果実味のあるボージョレ・ヌーヴォーによく合います。
ボージョレ・ヌーヴォーは、フレッシュな果実味が持ち味で、しかも渋味が少ないので、10℃~13℃くらいに軽く冷やすと美味しく楽しめると思います。お食事の前に冷蔵庫で1時間くらい冷やして、お料理とともに気軽にお楽しみ下さい。
寝かせるほど美味しくなるイメージがワインにはありますが、ヌーヴォーはフレッシュさを楽しむものなので、購入後はできるだけ早めにお召し上がり下さい。開栓後は、再び栓をして冷蔵庫に入れれば、数日は美味しく飲めます。
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