フランス・ロワール地方を原産とする品種ソーヴィニヨン・ブラン。
世界中で栽培され、栽培面積世界8位、白ブドウとしては、アイレン、シャルドネに次ぐ栽培面積を誇ります。
フランスをはじめニュージーランド、アメリカや南アフリカ等、各地でソーヴィニヨン・ブランのワインが造られています。
ソーヴィニヨン・ブランの魅力は何と言っても、爽やかでフレッシュなアロマにあります。
柑橘類やハーブ、青草、パッションフルーツ等に例えられる特徴的な香りは、この品種ならではの清涼感を支える大きな要素のひとつ。
比較的冷涼な気候から温暖な産地でも育ち、地域によって異なる個性を持っています。
ボディは軽めのものから中程度、すっきりとした辛口から甘口まで幅広いワインが造られています。
名前のSauvignon(ソーヴィニヨン)はSauvage(ソバージュ)=野生から来ていると言われ、早熟で樹勢の強いブドウです。
強い樹勢のため適切な栽培管理が必要ですが、生育期が比較的短く、育てやすい品種とされています。
冷涼な気候で栽培すると青草やライム、青リンゴなど青さを感じるフレッシュな香り、温暖な気候では熟したパッションフルーツなどフルーティーな香りを発します。
原産国フランスではボルドー地方やロワール地方のソーヴィニヨン・ブランが銘醸地として知られています。
ボルドーではセミヨンとブレンドされることが多く、ロワールでは石灰質土壌からの豊かなミネラルが魅力のサンセールやプイィ・フュメが有名です。
フランスを凌ぐ勢いの知名度を誇るのがニュージーランドのソーヴィニヨン・ブランです。
特に「ソーヴィニヨン・ブランの聖地」と呼ばれるマールボロ地区はニュージーランドでの栽培面積第1位、国内の85%が栽培されています。
豊かな果実味とハーブのアロマが香る、ニュージーランドならではのスタイルを築いています。
その他にもチリやオーストラリア、南アフリカで造られるソーヴィニヨン・ブランも高い評価を得るようになりました。
エレガントなタイプから親しみやすい味わいまで多彩な表情を見せるソーヴィニヨン・ブラン。
様々な土地で造られていますが、共通するのはその清々しい風味です。
新鮮なシーフードや野菜料理、柑橘類を使った一品、フレッシュなチーズなど、幅広いマリアージュを楽しんでいただけます。
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