フランスワインの中でも日本を始め、世界中で圧倒的な知名度を誇るシャブリ。
繊細でエレガント、ドライな飲み心地はシーフードとの相性抜群で、特に【牡蠣とシャブリ】の組み合わせが有名です。
そのスタイルから和食とも合わせやすく、日本人にとっては選びやすい、身近なワインとなりました。
様々なお客様への接客経験を持つシニアソムリエの栗本明博が、シャブリについてお話します。
シャブリは日本で一番有名な白ワイン
いまはシャブリを知らないお客様はいないと思います。
『生牡蠣や魚介類にシャブリ』日本のワイン文化や流行の中での定番の言葉です。
私がホテルで働き始めた1998年頃はまだレストランでワインを楽しむことが流行りだしてきた頃でした。
マテウスロゼ、ロゼダンジュー、猫の絵のツェラーシュワルツカッツなどなど。
まだワインはやや甘口が人気の時代でしたが、そんな時代に紳士の男性のお客様からご注文頂くのはシャブリでした。
キリッとしていて酸味豊かで辛口。フランス料理はもちろん、日本料理との相性も抜群でした。
シャブリの人気とその実力
2010年頃になると、シャブリは有名になりすぎて、『あ〜シャブリ』『知ってる、飲んだことある』みたいにお客様に言われたことがありました。
ホテルでグラスワインを選定していた私にも、スタッフが『シャブリではない方が売りやすい』と意見することもしばしばありました。
ただ私はチーフソムリエでしたので、すべての売り上げや在庫管理をしていたので、シャブリの人気は理解していました。
グラスワインにするとたくさん売れるのです。私はたくさん発注をかけるのです。
お店を覗くとグラスで楽しんでくれるお客様はお代わりをしてくれるのです。
味わいを知ってくれているお客様は安心して、シャブリを楽しんでくれるのです。
お塩やレモンで楽しむ天ぷらや魚介類の酒蒸しなど、シャブリとはピッタリです。
これから暑くなってくる季節には良く冷やして、爽やかな酸味を是非お楽しみください。
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