創業134年の歴史を誇るシャトー勝沼。明治初頭、勝沼町で葡萄の栽培を手がけていた今村家の初代により「今村葡萄酒醸造場」を設立。
そして現在まで家族代々、伝統を守りながら引き継がれてきました。
2007年、そのシャトー勝沼から「日本が誇るファインワイン」として誕生した鳥居平今村シリーズです。
フランスを代表する醸造家や世界最優秀ソムリエ等、世界の第一人者から称賛を浴びてきました。
さらに著名エアラインのファーストクラスに国産ワインとして初めて採用され、2008年の洞爺湖サミットや2023年の広島G7サミット等数々の国賓をもてなす場で供される等、大きな注目を浴びています。
「日本が誇るファインワイン」を追求し、勝沼地区最高峰のテロワール「鳥居平」の魅力を最大限に表現しています。
山梨県大月市と甲府市の境、甲府盆地の入口が勝沼地区。 中でも鳥居平はすり鉢の斜面上に位置するため、富士山からの冷たい風(笹子下ろし)の影響を最も強く受けます。
日当たりの良い南西向きの急斜面は、水捌けも良く、日本では珍しいミネラル土壌、笹子下ろしによる昼夜の寒暖差と、最上のワインを生むのに必要な葡萄の栽培条件を完璧に備えています。
葡萄がしっかりと熟す一方、朝晩の寒暖差ゆえに、夜間における酸度の低下が緩やかで、糖度と酸度の両方が高いバランスを保ち、上質な葡萄が生み出されます。
ミネラル土壌、豊富な日照量、高い積算温度、朝晩の寒暖差、水捌けの良さ等、これら最上のワインを生むのに必要な全ての要素を備えた日本のグラン・クリュとして「鳥居平今村」は特別な存在感を放っています。
国産のファインワインとしてトップを走り続ける鳥居平今村では、2021年に日本ワイナリーとしては異例の区画ごとの個性を体現した「リューディ・シリーズ」をリリース。
伝統や郷土への誇り、想いを込めて造られる上質なブルゴーニュワインのように、4つの異なるリューディ(区画)の個性を表現する事を追求し、日本ワインのヴィニュロンとして新たな一歩をスタートしました。
伝統や郷土への誇り、想いを込めて造られる上質なブルゴーニュワインのように、日本ワインのヴィニュロンとして世界の舞台へと上がります。既にフランスの著名な星付きレストランへ販売するなど、その活躍の場を広げています。
ぶどう寺として知られる大善寺がある柏尾山に抱かれた4つの異なるリューディ(区画)の個性を表現する新生鳥居平今村。
それぞれのリューディはブルゴーニュのグランクリュを連想させる偉大な特徴があります。
【菱山】
標高の高さ、西向き斜面がもたらす冷涼さ。“シュヴァリエ・モンラッシェ”の如きエレガントな酸と高いミネラル、垂直性のある味わい。
【(菱山)鳥居平】
南西向き斜面に起因する緻密な酸と柔らかな果実味のバランス、品格のある余韻へと導かれる様は“”モンラッシェを彷彿とさせます。
【勝沼鳥居平】
日照に恵まれた南向き、豊かなボディと酸を有する壮大なスタイルはまさに日本の“ル・モンラッシェ”。
【柏尾山南方】
大善寺と檀家によって守られてきた由緒正しい畑。南向き斜面ゆえの熟した甲州の赤い果実と豊満なボディは“バタール・モンラッシェ”のよう。
甲府盆地は標高差とその気候により、元来果樹栽培が盛んな地域でした。その品質は高く、江戸時代に甲斐国(甲州、後の山梨県)で生産されていた代表的な8つの果物を甲州八珍果と称し、幕府へ献上していた歴史を持ちます。その中の一つに勝沼産のブドウが含まれていました。
日本一日照時間が長い山梨において勝沼を特徴づけるのは、富士山から吹き下ろす冷たい風「笹子おろし」の影響により生まれる気温に寒暖差。また山に囲まれた甲府盆地で南向き斜面は花崗岩を粘土や礫が覆い、北向き斜面の粘土や礫の下には火山灰土が広がっています。勝沼はそれらの中央部、扇状地に位置し沖積土に砂や礫が含まれた土壌で、水はけが良くワインに豊かなミネラルをもたらします。
3000m級の山々に囲まれた高地の広い盆地は、最低地部でも標高300m。また周囲の山が雲の侵入を防ぐ事で台風の被害を受けにくく、また降雨量は平均より少なめです。しかし日照時間では日本1位を誇り、果樹栽培も非常に適した条件を備えています。
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