世界中での大流行を経て、今や新しいジャンルとして認識されつつある『オレンジワイン』。
名前は聞いた事があるけれど詳しい事は知らない、又は知ってはいるけれどまだ試していない方へ、オススメのオレンジワインをご案内します。
オレンジワインが出来るまで
オレンジワインとは決してオレンジから造られたワインではありません。
赤ワイン、白ワイン同様にブドウを原料とするワインですが、名前の由来はその色合いから来ています。
オレンジ色の程度はワインによって違い、ほぼ白ワインに近いものから琥珀色のような濃いタイプまで様々です。
独特の色調は白ブドウを使って、赤ワインのように醸造する事から得られます。
白ワインの場合は、白ブドウを種子や果皮を取り除いたジュースを発酵、醸造して造ります。
また赤ワインは黒ブドウを果皮や種子と一緒に発酵、醸造し、しっかりとした色合いや渋みなどを含んだ味わいが生まれます。
白ブドウを赤ワインの製造方法を用いて造られるのがオレンジワインなのです。
オレンジワインのルーツ
オレンジワインは、ワイン発祥の地と言われるジョージアを起源としています。
ジョージアでは伝統的に『クヴェヴリ』と呼ばれる素焼きした粘土製の容器を地中に埋め込み、その中でブドウを丸ごと発酵、醸造させてワインを造っていました。
国際的に認知される事なく地酒のような存在だったオレンジワインですが、イタリアのナチュールワイン生産者に注目され、彼らがジョージアワインをインスピレーションとしたワインをリリース。
ナチュールワインの流行と共に、瞬く間に人気となり、オレンジワインの一大ブームを巻き起こしました。
オレンジワインの魅力とは
オレンジワインの魅力はその独自の味わいにあります。
白ワインと赤ワインの両方のスタイルを併せ持ったような風味があり、オレンジピールや柑橘類を思わせる白ワインのようなアロマと、赤ワインを彷彿とさせるほろ苦さ、タンニンの渋みが楽しめます。
白ワインよりも飲みごたえがあり、赤ワインほど重たくない。
オレンジワインのニュートラルな存在感は、幅広い料理に合わせやすく、香草を効かせたエスニック料理等とも相性の良い場合が多いのが嬉しいポイントです。
最近よく話題になるオレンジワイン。
白ブドウで赤ワインと同じように果皮・種子と一緒に醸造しているオレンジワインは、
日本でも人気が高まっているようです。
ワイン選びでは、産地や品種、造り手や味わいなど色々な選択肢がありますが、
オレンジワインはインパクトあるデザインや、おしゃれなエチケットがあって選ぶのも楽しいです。
秋の夜長、ゆっくりワインを楽しんでみてはいかがでしょうか?
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