ソモスは2013年、南オーストラリア州マクラーレン・ヴェイルに設立された新進気鋭のワイナリー。
主にマクラーレン・ヴェイルおよびアデレード・ヒルズ産のビオディナミ/オーガニック農法で栽培されたオルタナティブ品種から、最低限の人的介入アプローチでクオリティに真摯に、さらに挑戦心と遊び心溢れるスタイルで多彩なワインを生み出しています。
ワイナリー名のSomos(ソモス)はスペイン語で「we are」を意味します。
ナチュラルに造られたソモスのワインは、瑞々しい飲み心地、クセのないジューシーさに溢れた誰もが美味しいと感じる味わいです。
ドリンカビリティ(飲みやすさ)を大切にしたスタイルは自然派ワイン愛好家に限らず、多くのワイン・ラヴァーを魅了しています。
オーナー醸造家はメキシコ人で現在はオーストラリア国籍を取得しているマウリシオ・ルイス・カントゥー。
マウリシオはスペイン、メキシコ、オーストラリアでワインメイキングの経験を重ねてきました。
早くからスペインやメキシコで醸造家としての経験を積んできましたが、10代の終わりにメキシコの大きな工業的ワイナリーで働いている時に限界を感じオーストラリアへの移住を決意します。
アデレード大学へと留学し、醸造学および栽培学を学び、そこで出会ったオーストラリア人の友人と意気投合。卒業と同時に自分たちでのワイン造りをスタートさせます(現在はこのパートナーシップは解消されています)。
当初はバロッサ・シラーズなど伝統的なスタイルでワインを生産していましたが、それだけで彼の創造性が満たされるわけもなく、やがてオルタナティブ品種に特化した小規模なワイン造りへと移行していきます。
バルベーラやヴェルメンティーノ、メンシアやヴェルデーリョ、さらにはネロ・ダーヴォラやピノ・ムニエといったオーストラリアの多様な気候に合致した、しかしメジャーな国際品種ほどには知られていないマイナーな品種に取り組むようになりました。
醸造面でも野生酵母による自然発酵、最小限の亜硫酸以外の添加物を使わない最低限の人的介入アプローチを実践。
さらにペットナットや長期間のスキン・コンタクト、産膜酵母をつけた熟成など、常に挑戦を忘れずに試行錯誤を繰り返すことで実に刺激的なワインメイキングを行っています。
2021年には念願となる自前の醸造所も新設され、ソモスの今後の展開からいよいよ目が離せません。
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