五感で楽しむ日本の銘醸ワイン『 シャトー・メルシャン 』

シャトー・メルシャンは日本初の民間ワイン会社「大日本山梨葡萄酒会社」をルーツとするワイナリーです。
勝沼からフランスへ派遣された土屋龍憲と高野正誠という二人の若者がぶどう栽培とワイン醸造を学びました。 2年後に帰国し、勝沼でワイン造りをスタート。 1877年(明治10年)、大日本山梨葡萄酒会社の創立と共に国産ワインの歴史が幕を開けたのです。

日本の本格ワインの戦後第1号ブランドとして、『メルシャン』が誕生したのは、1949(昭和24)年。
『メルシャン』の名前はフランス語の「Merci(メルシー)=感謝する+an(アン)=人」が由来になっています。
ブランド誕生から17年の月日が流れ、『メルシャン1962(白)』が、国際ワインコンクールで日本で初となる「金賞」を受賞。
それは「日本のワイン」が世界に認められた瞬間であり、明治から脈々と受け継がれてきた、ワイン造りへの情熱が結実した証しでもありました。

昭和20〜30年代の日本では甘みのある甘味葡萄酒が主流でした。
現在のような本格的な辛口の国産ワインが成長していく過程において、1964(昭和39)年の東京オリンピックが一つの大きなきっかけとなりました。
オリンピックを契機に近代的なホテルが次々と誕生し、西洋的な食事の場でワインが飲用され始めたのです。
メルシャンワインも高級ホテルなどの飲用シーンに合わせて、ラベルも豪華に設えようと通常1枚のラベルの中に記載されるブドウの収穫年や品種の情報を3枚に分ける、ワインのラベルでは珍しい3点貼りを施しました。



『シャトー・メルシャン』シリーズが誕生したのは1970年。
日本のワイン造りの正統なる後継商品としてスタートし、1975年以降、常に他社をリードする醸造手法を実践しながらも、その技術を広く他社に公開してきました。

“現代日本ワインの父”と称される浅井昭吾(筆名:麻井宇介)が、本格的なワインを造るため欧州系品種の導入を主張したのを機に、1976年に長野県塩尻市桔梗ヶ原においてワイン醸造用ブドウ「メルロー」の栽培が開始。続いて、自社農園である「城の平」でカベルネ・ソーヴィニヨンの栽培に着手しました。
「日本でのブドウ栽培は棚でなければできない」という、それまでの常識を打ち破り、フランス式垣根仕立てでの栽培に挑戦。
日本におけるブドウ栽培の新しい方向性を切り拓いたのです。

1990年代に『シャトー・メルシャン』シリーズは、世界の名だたるワインコンクールで数々の金賞などを受賞するまでに成長しました。
同時期に「北信」でシャルドネの垣根仕立て栽培を開始。さらに工夫を凝らした棚仕立て栽培の実践や、収量制限をするなど、『シャトー・メルシャン』の風土づくりへの情熱は大きく広がっていきました。
1998年にはシャトー・マルゴーのディレクター、ポール・ポンタリエ氏が醸造アドバイザーに就任。
技術ミーティングを重ねることで「日本で造る本当に良いワインとは、日本庭園のようなワインである」という考えに至ります。 彼の進言を取り入れ、現在に続く「フィネス&エレガンス」のあるワイン造りへと方針を新たにしました。

2000年代に入り、日本固有のブドウ品種甲州に隠された品種特有香を発見。そのポテンシャルを引き出すため、2004年よりボルドー大学デュブルデュー研究室との共同研究をスタートさせました。このプロジェクトにより生まれたのが、全く新しいスタイルの甲州ワイン『甲州きいろ香』です。
柑橘系のさわやかな香りを引き出したこのワインは、リリース後まもなく完売し、イギリスのワインガイドでも高い評価を獲得し注目を集めました。
今までにない特徴を持った甲州ワインの製法を、シャトー・メルシャンでは企業秘密にする事なく勝沼の近隣ワイナリーに公開しました。

2003年には長野県上田市の丸子に椀子(マリコ)ヴィンヤードを開園。最高品質を実現するために、自社の畑ならではの革新的な試行錯誤を重ねました。
結果、日本では数少ないシラーやソーヴィニヨン・ブランから素晴らしいワインが生まれています。
『シャトー・メルシャン 椀子ワイナリー』はワインツーリズムに取り組む世界最高のワイナリーをセレクトする『ワールド・ベスト・ヴィンヤード2023』にて、 日本のワイナリーで唯一4年連続で選出され、世界第38位、アジアNo.1に選ばれました。

140年以上もの歴史を引き継ぎ、シャトー・メルシャンは、日本ワインを代表するブランドとして牽引し続けています。
現在では、「勝沼ワイナリー」「桔梗ヶ原ワイナリー」「椀子ワイナリー」の3つのワイナリーを所有。「日本を世界の銘醸地に」をヴィジョンに掲げ、ワイン産地としての“日本”を世界に発信しています。



通常順 - 価格順 - 新着順

シャトー・メルシャン/ 玉諸甲州きいろ香 2021

  • 2,330円(税込)

漫画「神の雫」に登場したシャトー・メルシャンが誇る人気ワイン。上品で爽やかな飲み心地は、繊細な和食とよく合います。

シャトー・メルシャン/ 大森リースリング 2021

  • 2,950円(税込)

ジャスミンを連想させる甘い花の香り、フルーティーさとキレのある爽やかな飲み心地が同時に楽しめる、やや辛口に仕上げられた味わい。

シャトー・メルシャン/ 新鶴シャルドネ 2021

  • 3,170円(税込)

福島県会津美里町新鶴地区は国内外で多数の賞を受賞する、日本を代表するシャルドネの産地の一つです。


シャトー・メルシャン/ 北信シャルドネ 2021

  • 3,395円(税込)

長野県北部千曲川流域の北信地区にあるシャルドネから造られる白ワイン。トロピカルな華やかとフレッシュ酸味が調和しています。

シャトー・メルシャン/ 岩出甲州きいろ香 キュヴェ・ウエノ 2021

  • 3,950円(税込)

畑指定の特別な甲州きいろ香。豊かな酸が香りと調和し、甲州らしい厚み、ミネラル感がアフターを引き締めます。

シャトー・メルシャン/ 長野メルロー 2018

  • 3,775円(税込)

日本を代表する赤ワインの一つとして国内から海外まで高い評価を獲得。熟した果実感と、エレガントさを感じるバランスの良いワインです。


シャトー・メルシャン/ 椀子メルロー 2018

  • 5,280円(税込)

自社管理畑『椀子ヴィンヤード』から生まれる芳醇なメルロー。今でもおいしく飲めますが、熟成による味わいの進化も期待できます。

シャトー・メルシャン/ 北信カベルネ・ソーヴィニヨン 2018

  • 7,950円(税込)

日本では育てるのが難しいと言われるカベルネ・ソーヴィニヨンを長野県北信地区で丁寧に栽培。気品溢れるフルボディの赤ワインです。

シャトー・メルシャン/ 桔梗ヶ原メルロー 2017

  • 12,500円(税込)

『桔梗ヶ原メルロー』は、1985年産の初ヴィンテージ以来、日本最高の赤ワインの一つとして国内外から高い評価を受けているシャトー・メルシャンが誇る銘醸ワインです。